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誠実な靴屋とこびとの心温まる物語
働き者だが貧乏な靴屋に、ある夜起きたふしぎな出来事。現れたこびとは、一生懸命に靴を縫って去っていきます。なぜ?どうして?との謎に惹かれながらも、なぜかぽかぽかと心温まるグリム童話のおはなしです。

悪い奴なんて一人も出てこないし、心があたたまるすてきなおはなしです。絵も、お話の雰囲気にぴったりでかわいらしくてよかったです。特にはだかんぼの小人がかわいいですね。先月妹が誕生して兄になった次男が、こびとの姿を見て、「〇〇ちゃんみたい」と言っていました。たしかにあかちゃんみたいにかわいいはだかんぼ姿です。
くつやさんは貧乏でしたが、決して卑屈なかんじは一切しないし、残された材料が少なくても精一杯のことをしようと前向きで、学ぶところがありました。こういう心の持ちようだから、小人たちがやってきてくれたのでしょうね。
幸せな時も苦しい時も、図に乗ったり、ネガティブになったりすることなく、日々を大切に過ごしていくって大切だなと思いました。 (てつじんこさん 30代・ママ 男の子9歳、男の子6歳)
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