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この作品は、「カルシウム」という子どもたちが耳にすることも多い元素を主人公として、物質の循環を実感してもらうことをテーマとした作品です。土に埋めた男の子の歯を皮切りとして、コマツナやカタツムリ、マイマイカブリ、というようにカルシウムの居場所はどんどん移っていきます。時には水のなかにも……。果たして最後はどこにたどり着くのでしょうか。

骨と歯の維持、精神安定など私たちの健康に欠かせないカルシウムの循環をテーマにした絵本です。
土に埋められた歯の主成分Caが小松菜の一部になる→小松菜をカタツムリが食べる→カタツムリの殻が土に還る
土に還ったCaが雨で流され、海にたどり着き、サンゴの一部になる→サンゴを魚が食べる→魚のフンと共に海水に溶け込み海藻に取り込まれる→食卓で誰かの骨や歯の一部になる。
凄い!循環している!
また、
抜けた歯を土に埋めると土に還るんだ!
カタツムリの殻や鹿の角はカルシウムで出来てるんだ!
カルシウムは地球より先に誕生していたの?!
と、驚きながら読んでいました(笑)
子供の頃に、この絵本に出会っていたら、もうちょっと勉強好きになれてたかもしれないと思いました(笑) (はちりんごさん 30代・その他の方 )
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