とらわれたのか、救われたのか??降矢ななさんが描く、切なくも美しい絵本。
生きる希望をなくしたむすめは、水の主ヴォドニークに命を救われ、水の館で仕えることになりました。はじめは従順に従っていたむすめでしたが…。 むすめは自らの意思で生きていこうと決意してはじめて本当に救われ、現実の世界に帰っていきます。現代にも通じるメッセージ性のあるこの昔話を、かつてチェコとひとつだったスロヴァキアに長く暮らす降矢ななさんが、迫力ある美しい絵で表現されました。 深く味わっていただきたい絵本です。
チェコの昔話ということで、気になりました。
ヴォドニークとは、人々にいたずらをしたり、溺れさせたりする水の魔物。貧しい娘が川に身を投げようとしたところを、ヴォドニークが現れて、川底の水の館にさらっていきます。
降矢ななさんのカラフルなイラストが、美しい水の世界を幻想的に表現していて、魅了されました。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子12歳)
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