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メリー メリー クリスマス!

メリー メリー クリスマス!(くもん出版)

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イカル荘へようこそ

イカル荘へようこそ

  • 児童書
著: にしがき ようこ
出版社: PHP研究所 PHP研究所の特集ページがあります!

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税込価格: ¥1,540

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作品情報

発行日: 2021年05月06日
ISBN: 9784569789958

小学校高学年から
四六判上製/224ページ

この作品が含まれるシリーズ

みどころ

どなり声と、すすり泣き。
中学二年生の真子の家には、いつもそれがあった。
パパはいつも不機嫌で、自分の意見に従わせるために、すぐ声を荒らげる。
ママは体を小さくして泣いているか、暗い表情で、部屋のすみを見つめている。
穴倉のように閉じ込められた生活から逃げ出した真子が出会う、「祈る少女」という一枚の絵。
その出会いにみちびかれて真子がたどり着いたのは、なにもかもが新鮮な、あたらしい世界だった。

「イカル荘へようこそ」

真子の一歩は、そのひとことからはじまった──

衝動的に家をとびだした真子が、運命的な出会いの末にたどり着くトンガリ屋根の木造洋風建築「イカル荘」。
家に帰りたくない一心から、迎えにきたパパに抵抗した真子は、彼女の様子を心配するイカル荘の面々の協力もあって、なんとかそこでの一ヶ月限定ホームステイを許してもらいます。

「祈る少女」を描いた画家の夏鈴さんや、太陽のように明るいインドネシアからの留学生デフィン。
彼女たちをはじめとする、個性的な面々と営むイカル荘でのあたらしい日々は、真子にとって、心おどる未知との出会いの連続でした。

食卓にならぶ、畑でとれた野菜。
油絵の具の匂いがするアトリエ。
はじめて人のためにする料理。
そして、ロマンあふれるバードウォッチングの世界。

人種も、年齢も、宗教も、育った家族の形も様々な人たちとの共同生活は、真子に思いもよらない変化をもたらし、それは真子のパパとママにも影響をおよぼしていきます。

「わたし、ママを知らないんだ(中略)自分のことでいっぱいで、逃げだすことに精いっぱいで、まわりのことなんて全然目に入ってなかった」

すれ違いから、互いを思いやる余裕をなくしてしまった家族と、その再生。
テーマは重い印象ですが、実際の読み心地はずっと軽やかな物語です。
息苦しい生活をとびだして、まったくあたらしい環境ではじまる共同生活と、そこでの出会いに胸躍らせる真子の瑞々しい心のうちに、こちらもワクワク!

そして、本作のおおきなメッセージは、「自立すること」の大切さ。

「一人で自分のこと、なんでもする(中略)できると、人に頼まなくてすむ。それ、すごく自由になれること」

「人がやってくれないからって、ふてくされて、ヒナ鳥みたいに口をあんぐりと開けて待っていないで、自分でやればいいのよ。それって自分のためになることよ。人のためにもなるしね」

それぞれの自立があってこそ、互いを尊重しあう家族になれる──
ひとりで生きるための力を少しずつ付けながら、自分の家族について、ゆとりを持って考えられるようになっていく、真子。
その姿を通して伝えられるのは、親子だけではなく、あらゆる家族の形に当てはまる、普遍的なメッセージです。

そのことを学んだ真子が、イカル荘で過ごす最後の夜に出した結論とは?
今置かれている環境に立ち向かうための、あたらしい視点と勇気をくれる、そんな一冊です!

(堀井拓馬  小説家)

イカル荘へようこそ

イカル荘へようこそ

出版社からの紹介

「もう、イヤ! もう、たくさん!」中学2年の真子は、揉めてばかりの両親にうんざりし、家を飛び出した。偶然たどり着いた画廊で夏鈴さんに出会った真子は、夏鈴さんの住む「イカル荘」でホームステイをさせてもらうことに。インドネシアからの留学生・デフィン、イカル荘の隣に住む夏鈴さんの父・ジジ、夏鈴さんの甥で真子と同級生の颯太らに囲まれ、イカル荘での新生活が始まった。
みんなでご飯をつくること、笑いながら話すこと……そんな当たり前の幸せをイカル荘の生活で感じていく真子。今まで気にしたことのなかったイカルやガビチョウの鳥の声、目の当たりにしたイスラム教のデフィンの断食……広い世界に目を向けるきっかけを与えてくれたイカル荘。
イカル荘での生活も一ヶ月がすぎ、明日はパパが真子を迎えに来る日。最後にみんなでバードウォッチングに出かけ……。
多感な時期の少女が葛藤しながらも、両親との関係修復へと向き合っていく――。

ベストレビュー

長編にチャレンジしたい人にオススメ

装画に惹かれて手に取った。
イルカに乗って波を打ってるのかと思いきや、よくよく見ると鳥だ。ということは、コレは空?

読みはじめるとすぐわかる。コレはイカルという名の鳥。
そしてその名を冠したシェアハウスのような建物、それがイカル荘。

最初は主人公の女の子のつもりで読み進めていたけれど、次第に世話焼きの夏鈴さんの視点になり、終わりには案の定、母親の心持ちで読み終えていた。

追い詰められた世界から飛び出した主人公が、関わる大人たちの立ち位置を少しずつ知り、新しい喜びの扉を見つる。そして、そうなってはじめて、重苦しいだけ、だったはずの両親のことを想う。

皆、色々な立場で一生懸命生きていて、ぶつかって、押さえつけて、どうにもならなくなる。
みんな苦しいのだ。でも、みんな幸せになれるのだ。
なんて割とシンプルだけど説明しずらいことを個性的なキャラクターに棲み分けて関係性の中で見せてくれる。

文章もさほど難しいくはないので、長編にチャレンジしてみたい!という子にはピッタリだと思います。

あとバードウオッチングの知識も少し得られます!
(朝枝ナオさん 30代・ママ 男の子5歳、男の子2歳)

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