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継母や姉の仕打ちに身も心も灰にまみれた灰かぶり。王子様との出会いで運命は劇的に変わります。

宇野亞喜良が描くとどうして物語は別の次元に入ってしまうのでしょうか。
シンデレラも描いた宇野さんです。
裏の世界の別次元といった、奥深いもくろみがあったのでしょうか?
健気なはずの灰かぶり姫を含め、登場するキャラクターが上部を剥いで下心ありありの本音をさらけ出しているようです。
裏表のある生身の人間を舞台に出してしまうと、観客もコアになってしまうように思うのですが…。
絵本の状況劇場というかアングラチックな雰囲気を感じました。
(ヒラP21さん 60代・パパ )
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