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町の外れにある一軒の空き家。生い茂った草木に囲まれていて、まるでおばけ屋敷みたいだ。わたしはずっと、家の中が気になっていた。――あなたの身近に空き家はありますか? でも、中が気になっても決して入ってはいけません。なぜなら……。磨き抜かれた鉛筆画と文章で、見知らぬ土地にひそむ不穏なうごめきを描く。

モノクロのイラストの一部分に彩色があるという、それだけで不思議な印象を受ける絵本です。
子供達の躍動感にも、不思議な怖さがついてまわり、得も言われぬ怖さが漂います。
また、文章の書き方が詩的で、不思議なリズムを感じました。 (hime59153さん 40代・ママ 男の子9歳)
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