
水曜日の午後は、まちの図書館のおはなしの時間。ミミとココとフェイフェイはおはなしが大好き。だけど、ちょっと遠くて学校が終わってからだと間に合わない!
でも大丈夫。きょうりゅうバスが助けてくれる。3人を乗せてのっしのっしのっし。どんどんスピードをあげて、あっという間に図書館の前へ。ミミはきょうりゅうくんに言います。
「としょかんのなかでは、そーっとあるいて、ちいさなこえではなすのよ」
え、きょうりゅうくんも図書館に入るの? 大丈夫? 読者がご心配のとおり、やっぱりきょうりゅうくんが入るには、図書館は小さすぎます。 首をのばし、窓からお話を聞くきょうりゅうくんでしたが……。
台湾からやってきた大人気絵本、「きょうりゅうバス」シリーズ。やんちゃでからだの大きなきょうりゅうくんと図書館。一見不釣り合いに思える組み合わせ。けれど、子どもたちの手にかかれば、あっという間にワクワクする展開に。きょうりゅうくんがスピード違反でつかまりそうになれば、警察にきちんと説明をして、図書館でのふるまいを注意して、きょうりゅうくんが吠えたのはお話に入り込んでしまったからだと理解をしてあげる子どもたち。そんな優しいやりとりが、ある素敵なアイデアへとつながっていくのです。
『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』(宝迫典子訳/ほるぷ出版)でも注目を集めた画家リン・シャオペイの躍動感あふれる愛らしい絵がさらにお話を盛り上げてくれます。カバー裏には世界10か国の「移動図書館」紹介ポスター付き。本を愛する気持ちは世界共通。図書館がもっと好きになる絵本です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

やさしくて、最高に素敵! 恐竜バスの「移動図書館」!? 産経児童出版文化賞・翻訳作品賞を受賞した台湾の人気作家・ リン・シャオペイが描く、読書文化や世界への興味が広がる絵本。
◎台湾発! 大人気「きょうりゅうバス」シリーズが日本初上陸! ◎図書館を舞台に繰り広げられる、子どもたちとちびっこきょうりゅうの 心あたたまるファンタジー。本好きの心をくすぐります。
たいへんたいへん! 図書館の「おはなしの時間」に間に合わない! 大あわての子どもたちが乗ったのは、なんと、きょうりゅうくん。 きょうりゅうくんは、専用道路をのっしのっし。急いで図書館へ向かいます。 なんとか間に合った子どもたちですが、きょうりゅうくんは体が大きすぎて……。
図書館を舞台に繰り広げられる、子どもたちときょうりゅうくんの 心あたたまるファンタジー。もしも、恐竜バスの「移動図書館」があったら? 『カタカタカタ おばあちゃんのたからもの』(宝迫典子訳/ほるぷ出版)で 産経児童出版文化賞・翻訳作品賞を受賞した、画家のリン・シャオペイが描く、 心にぽっと読書の灯をともしてくれる作品です。
★世界10か国の「移動図書館」紹介ポスター付き!(※カバー裏) お話を楽しみながら、読書文化や世界への興味が広がります。

一見、いたずら書きのようなかわいいイラストが気になり、手に取りました。
きょうりゅうバスが子どもたちを図書館に送ってくれます。きょうりゅうも本を読みたいと思うのですが、きょうりゅうは大きすぎるので入ることができなくて……。
どうなっちゃうのかとドキドキしたけれど、最後にいい案が見つかって良かったです。
表紙カバーの裏には、世界の「移動図書館」が紹介されていて、それもまた面白かったです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子12歳)
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