
トイレ、トイレ。
「ぷーーー」
おなら、でた。小さいおならから、大きいおならまで。あまりに見事なおならだと、おなら王国の王様がやってきてお礼を言う。そして、男の子はおなら王国に招待される。
そこでは、「ぷっ」とおならっぱでお出迎えされ、「ぶーどうかい」で「ダンスーー」をし、出てくるごちそうは「ぶーどうジュース」「てんぷーら」に「プーリン」。まちの中も「ブーツ」に「ぶーんぼうぐ」「プードル」と、何からなにまでおならの音がなっている。さすがおなら王国! 一番大きな山を見ようと、「ヘリコプーター」に乗ればそこに見えたのは……?
言うまでもなく、この絵本は思いっきり声にだして楽しむ絵本。だって、りっぱなおならがどんな音だと思うのか、人によって違うかもしれないでしょ? そう思うと読む時に力も入るもの。
「ぷーーー」「ぷっ」「ぶ」「ぶーーーーい」「スー」
……おならって、なんでこんなに可笑しいのでしょう。力が抜けてきます。作者はとことん明るい作品が魅力の丸山誠司さん。「おなら絵本」と相性ばっちりなのは当然なのでス――、よね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

男の子がトイレでおならをしていたら、おなら王国の王様がやってきて、「すばらしいおならを聞かせてくれたから、お礼におなら王国へ招待しよう」といったんだ。おなら王国では、“ぶ〜”とうかいでダン“ス〜”をしたり、“プ〜”リンを食べたり、“ぶ〜”どうジュースを飲んだり、ドライ“ブ〜”をしたり……。何から何までおならでいっぱい。声に出して読んで、みんなで楽しめる絵本です。

とにかくおもしろいです!
「ぶ?」「ぷ?」「ス?」を、リズミカルに呼んだり、抑揚をつけて読むと、幼稚園の子から、小3までめちゃくちゃ笑います^_^
小1の娘は、この本を一生懸命音読して、みんなに聞かせてくれます。
この本を読むようになってから、国語の音読も上達した気がします。
内容が子どもなら大好きな内容で、長さもちょうどよくて、読みやすい本です。 (あかねこ0121さん 40代・ママ 女の子6歳)
|