ぼうしにとって、大事なのは? 『ぼうし』【NEXTプラチナブック】

野原にぼうしが落ちているよ。 青くて、大きなブローチのついている素敵なぼうし。だれのかな?
ぞうさんには小さいみたい。やぎさんはつのがひっかかっちゃうね。 うさぎさんにも、ねずみさんにも。 動物たちがかわるがわるぼうしをかぶってみるけど、合わないみたい。 すると、誰かがやってきて……
「あ、ここに あった!」
こみねゆらさんの最新作は、ぼうしをめぐる、小さくて繊細で、とっても可愛らしいお話。持ち主のもとにもどって、ぴったりと頭におさまったぼうしの素敵なこと! それはもう、動物たちもびっくりして見とれてしまうくらい。とても似合っているのです。
大切なぼうしと一緒に。宝物にしたくなる絵本ですね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

すてきなぼうしがおちていた。ぞうさんの? やぎさんの? うさぎさんの? 動物たちは、かわるがわるかぶってみますが……。ひとつの青いぼうしをめぐっておきた、ちいさくてかわいいお話。 繊細で優美で真心あふれる絵がファンを魅了してやまない、こみねゆら。その最新刊は、ちいさな判型に独特のちょっぴりユーモラスな可愛らしい世界を閉じ込めた、宝物のような絵本。

『くまの楽器店』や『もみの木のねがい』など、こみねゆらさんの優しくてかわいらしいイラストが好きなので、こちらも読むのが楽しみでした。
野原に青い帽子が落ちています。誰のぼうし?と問いかけがあり、ぞうさんかな?ロバさんかな?とみんながかぶるのですが、なかなかぴったりの人に尋ね当たりません。
帽子をかぶった姿がみな可愛らしくて、ほっこりしました。
そしてラストにぴったりとハマるのですが、それがなんとも気持ちが良かったです。 (クッチーナママさん 40代・ママ 女の子18歳、女の子15歳、男の子13歳)
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