
コウちゃんとわたし。生と死のあわいで出会った二つの魂。『夏の庭』の湯本香樹実がおくる、せつなさと希望にみちた感動の物語。

不思議な世界で、男の子と過ごす女の子のお話です。
タイトルのことを考え過ぎると頭がそちらばかりに行ってしまうのですが、読んでいくと次第に理由が見えてきます。
作者の湯本香樹実さんの作品は、
「くまとやまねこ」「夏の庭」を読み、「死」と向き合って生きていくことの大切さ、力強さを感じました。
この作品もまた「死」と「生」がそこに存在します。
悲しみと希望が入り混じる人生について、様々な思いを抱きます。
素朴で温かみのある植田真さんのイラストもまた素敵です。 (こりえ♪さん 30代・ママ 女の子2歳)
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