
野球少年、それから全国の子ども達、要注目!! 絵本の主役は・・・表紙を見れば一目瞭然。 あのニューヨークヤンキースの「松井秀喜選手」なのです。 マツイヒデキと言えば。(成績の凄さはお父さん達に解説を任せるとして) 大きな顔と体、迫力のある構えと特大ホームラン。 そして高校球児の頃から変わらないその落ち着きぶり。 人並みはずれたスケールの大きな存在感に、野球に詳しくない私でも目が離せなくなってしまうのです。 試合で活躍している姿はもちろん、例えば子ども達に囲まれている様子や、 トレーニングする姿、ケガと戦っている様子などをテレビなどで見るにつけ プロ野球選手、スター選手というのはその存在そのものが子ども達の憧れになっているんだな・・・ と改めて感動してしまうのです。まさに夢を体現してくれているのですからね。 そう考えてみると野球選手と絵本というのはぴったりな組み合わせなのかもしれません。 あのマツイがぼくの家に来る、 あのマツイがぼくにおにぎりをつくる、 あのマツイがぼくと一緒に野球を・・・ こんなにわかりやすくドキドキワクワクし、読んだ後に晴れ晴れとした気持ちになれる絵本も 他にないと思いませんか?子どもも大人も一緒に夢をみることの出来る素晴らしい絵本だと思います。 そして、飯野和好さんの描く松井選手の姿が傑作なのは言うまでもありません。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

雨の日、テレビで大リーグの試合を見ていたぼく。 すると突然、マツイヒデキ選手が、テレビの中から飛び出してきちゃった!? 家の中では、何をやってもドジなマツイ選手だったけど、庭に出て、バットをぶーんと振ったら、雨雲があっという間に・・・・・。
第13回「おひさま大賞 童話部門 最優秀賞」を受賞した絵本界期待のルーキー、あさのますみさんの奇想天外な絵本デビュー作に、大の野球&松井秀喜ファンで絵本界屈指の実力派・飯野和好さんが大好きなマツイヒデキ選手をダイナミックに描く!

テレビの野球中継を見ていたら、本当にプレー中のマツイヒデキ選手が自宅に現れた話。
2009年刊行。野球が好きな人も、野球を知らないひともめいいっぱい楽しめる絵本。
野球好きには夢のような体験ばかりが次々続く。
私は野球は全然知らないし、興味もあまりないけど、この絵本はとても面白くて何度も読み返してしまった。
野球が大好きな子どもは、きっと大喜びするだろう展開。憧れの選手が自宅にやってきて、いろんなことを一緒にやって、最後には自分たちと一緒にプレーしてくれる。野球選手は人に夢を与える仕事だとわかった。
それにしても、野球にたどりつくまでの数々の失敗が笑える。愛情がある。良かれと思ってやっても失敗してしまうが、憎めない素敵さがある。
一流の世界に生きる人は、やっぱり魅力があるのだ。
うちにも是非とも来て欲しい。 (渡”邉恵’里’さん 40代・その他の方 )
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