
【安藤パパ】 「パパ、ココ ハ ドコ?」。4歳になったヒロシは最近、位置感覚が芽生えてきたようだ。家族旅行のときも行く先々で居場所の地名を聞いてくる。「ここは伊豆だよ」「ソウソウ、イズ ダヨネ!」とカーナビを指さして変に納得しているが、わかっているのかなぁ、こいつ。 地図にはいろいろな力がある。まず自分がどの方向へ進むかを教えてくれるし、加えて世界全体を把握する力や観察力も身につく。そして頭でプランを立て空想の旅に出ることだってできるのだ。 そんな冒険好きの子どもがはじめて出会う地図は、この『にっぽんちず絵本』のように、見て読んで楽しめるものがいい。名所や特産物がポップなイラストで描かれ、土地の歴史がやさしいことばで語られ、山の高さを比べるクイズがあったりと、本書は大人も思わず旅に出たくなるゴキゲンな実用絵本なのだ。 そう、どんな冒険にもまず地図が必要だ。人生もまたしかり。「パパ、コレカラ ドコニ ムカウノ?」。助手席に座る息子は、これから心にどんな地図を描いていくのだろうか。

小学生になった娘の勉強のためを兼ねて、購入しました。日本地図の、場所と地名が出ていてその土地の特色や地理的な内容(例えば「やまのたかさくらべ」などで、色々な日本の山が、カラフルな美しい絵で書いてあったり)が、小さなこどもにも分かるように、やさしく楽しく書いてあります。社会の勉強が嫌いだった私ですが、大人の私も楽しく読めました。本当に買って良かったです。 (kaoさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子2歳、女の子0歳)
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