
アスファルトの道もテレビゲームもケータイもない。遊び相手は、虫や魚に草木や石ころ。大切な友達は、山や川。けっして豊かな暮らしではなかったけれど、豊かな心がありました―。 95歳の童画家が描く、美しくやさしい日本の姿。あたたかい温もりがいっぱいつまった童画集です。 第53回産経児童出版文化賞「ニッポン放送賞」受賞作。

もう表紙を見ただけで懐かしさでいっぱい、な気持ちになりました。
・・と言っても、私は伊那谷の出身ではありませんし、こんな時代に生きていた子どもではなかったのですが。
それでも、父が子どもだった頃は、こんなだったのだろうなあと思ったり、また、私が子どもの頃に読んだ熊谷さんの絵本「にほんのかきの木」の挿絵などを思い出したりして、懐かしくなったのです。
現代社会の便利さの恩恵に預かっていながらも、ああ、こんな昔の暮らしだったならば素敵だっただろうなとも思ってしまうのでした。
薪のお風呂とか、大人も子どももみんなで農作業などして生きていく暮らしだとか。 (ぽこさんママさん 50代・ママ 女の子11歳)
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