
大金持ちのひとりむすこフライは、なんでももっています。たくさんのおもちゃやおかし、自分だけの遊園地やサファリパーク。そんなフライのところに、あそび相手として、ごくふつうの家の男の子ビリーと飼い犬のピュンピュンがやってきました。ビリーたちと一緒にあそぶうちに、フライが気づいたことは…? さし絵がたっぷり入った楽しい物語。

タイトル通りなんでももっているかのような男の子フライですが満たされていないようです。となると忙しい両親ともっといっしょにいたいとか友達とかそういうものが本当は欲しいのかなと思いながら読みました。
召使いが「ぼっちゃんがもっているものを見せて、うらやましがらせてやるんです」「見せびらかして、じまんするっていうのは、たのしいものですよ」と発言したのに驚きました。
ふつうの男の子ビリーとの出会いは教えられることも多く、フライにとってとても幸せなものだったと思います。 (みちんさんさん 30代・ママ 女の子3歳、女の子1歳)
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