
ようちゃんは、一羽の弱ったすずめを保護し、懸命にお世話します。お水を用意して、食パンを細かくちぎって…。公園から小さな木の枝や葉っぱも拾ってきました。そして、すずちゃんと名づけます。でも、外で暮らす鳥は外がお家…。次第に元気を取り戻すすずちゃんに、ようちゃんの心は揺れ動きます。いのちを見守る不安と喜びを丁寧に描く作品です。
・心温まるお話です ・いのちを大切にする心を育てます ・ぬくもりのある絵が魅力的です
ペットではなく、野生の鳥との出会いを描いたお話です。小さな女の子の心の揺れ、心の成長を、ぬくもりのある絵とともに感じ取っていただける素敵な作品です。

傷を負ったすずめを一時的に家で
世話をすることになったようちゃんのお話です。
作者の実体験を元に作られたそうです。
すずめに元気になってもらいたい気持ちと
外の世界に帰したくない気持ちで
ようちゃんは揺れます。
どうすることがすずちゃんにとって一番幸せか
ようちゃんは知っているのですが
鳥かごに暗幕をかけてすずちゃんを引きとめようとする
ところは心が痛みます。
娘にはようちゃんの気持ちを考えるように促しました。
文字が大きく幼年童話の導入本に適していると思います。
年長の娘は一人で読めました。
個人的な感想ですが「道徳」の時間で使えるような
題材だと思いました。
道徳って今でもあるのかどうかはわかりませんが。 (事務員さん 30代・ママ 女の子6歳、女の子3歳)
|