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広い海の中、楽しく暮らす小さな赤い魚の兄弟たちに混ざって、一匹だけ真っ黒な魚がいた。それが「スイミー」。
ところがある日、お腹を空かせた大きなマグロがやってきて、魚たちを一匹残らず飲み込んでしまった! 逃げられたのはスイミーひとりだけ。大きな悲しみの中、彼は暗い海の底を泳ぎ続けます。それはとても不安で寂しくて……。
けれどスイミーは、泳ぎながら出会うのです。たくさんの素晴らしい海に。見たことのない景色や知らない珍しい生きものたちに。その中でいつしかスイミーは強く賢くなっていき、ある日出会った岩かげに隠れる赤い魚たちに言います。
「いつまでも、そこにじっとしているわけにはいかないよ。 なんとか考えなくちゃ。」
絵本作家レオ・レオニの代表作の一つとして世界中で愛されるこの絵本。印象に残るのは、何といっても小さな魚が集まって一匹の大きな魚として泳ぐシーン。自分は目となり、みんなを引っ張るスイミーの成長した姿。
ですが読み直してみて驚くのは、その壮大で独創的な数々の海のシーン。様々な手法を使って表現される生きものたちの魅力的なこと! その迫力! きっと子どもたちは、小さなスイミーと同じようにそれらを心に焼き付け、未知なる新しい世界へ向かう時に勇気をもらうのかもしれませんね。年齢を重ねるたびに繰り返し手に取ってほしい一冊です。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)

小さな黒い魚スイミーは、広い海で仲間と暮らしていました。ある日、仲間たちが大きな魚にみな食べられてしまいました。一匹だけ残ったスイミーは・・・

小学校の教科書で誰もが出会う・・・といっても過言でないほど
有名なスイミー。私ももちろんスイミーに出会い、再会したのは
30年近く経ってから。母が私の息子にと買ってくれた絵本の中の
一冊ででした。
「あ、スイミーだ。なつかしー!!昔やったよね」といいながら
ぱらぱらめくってびっくり。
あれ?スイミーってこんなに長い話?思ったより絵が多い?
私が覚えているのはスイミーの仲間が食べられちゃうところと
力をあわせて大きな魚に立ち向かうところ、「ぼくが、めになろう」
のくだり。
教訓があちこちにちりばめられているようで実はそんなに
好きでもなかった。
でも今手にしたこの絵本は、そんなくだりは最初と最後の数ページ
でしかなく、後の大部分は幻想的な絵と叙情的な文に彩られた
綺麗で怖くてわくわくするような海を一人で旅する
スイミーの冒険譚!!
一枚の絵にひとつのフレーズ、とてもとても贅沢な絵本ならでは
の表現に思わず見入って、まさに目からうろこ状態でした。
今まではスイミーを勉強で「やった」だけ。
30年近くたってやっとスイミーを「よむ」ことができた。
そんな気がしました。
こんなに素晴らしいスイミーに再会することができたきっかけを
作ってくれた母や息子に感謝!!
そして教科書でしか出会ったことのない方たちすべてに
声を大にしていいたいです!!
「早くスイミーと絵本で再会して!!
素晴らしい発見がありますよ!!!」と。 (いちりんのはなさん 30代・ママ 男の子3歳、女の子1歳)
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