
世界中にブームを巻き起こし、絵本の新しいスタイルを確立した安野光雅さんの「旅の絵本」シリーズは、これまでに、中部ヨーロッパ編(『旅の絵本』)、イタリア編(『旅の絵本II』)、イギリス編(『旅の絵本III』)、アメリカ編(『旅の絵本IV』)の4冊が発行されています。 今回の久々の新刊は、5巻目、スペインの旅です。小舟でカタルーニャの漁村に着いた旅人は、馬を手に入れ、古くて広い国スペインをゆっくりと旅します。 大きな町々の賑わいや田舎の村ののどかなたたずまい、人々の暮らしぶり、遊び、お祭り、闘牛などスペインならではの風景が、繊細な筆致で克明に描かれています。 ドン・キホーテやカルメン、あるいはスペインゆかりの画家の作品など、遊び心いっぱいの隠し絵もたっぷり。見つけ出したときのうれしさは格別です。 旅する楽しさと発見する喜びがぎっしり詰まった待望の新刊。アメリカ、フランスでも同時に発売されます。
   

旅の絵本。はまりそうです。実際に目で見た世界を見つけられる喜びは最高です。私の尊敬する建築家の作品を見た時涙が溢れそうになりました。隅々まで本当に楽しめます。娘を将来スペインに連れていきたいと考えているので、手元に置いて何度も眺められるようにしておきたいと思いました。今度はまた新しい発見がありそうで、何度も私が手にとっています。アントニ ガウディの聖母教会は圧巻でした。建てている時は周りはこんなだったのかと思うと楽しくなりました。ずっと眺めていると何時間でも遊べる絵本だと思いました。美術作品を外に展示しているところにも心を奪われました。最高です。 (なびころさん 20代・ママ 女の子 4ケ月)
|