
るるこはお母さんから、とても大きいももいろの紙をもらいました。 のりとはさみとクレヨンを持ってきて、その大きなももいろの紙で、世界一きれいなきりんをつくり、キリカと名づけました。 るるこがクレヨンで大きな目と口をかくと、キリカはしゃべりはじめます。 大きすぎてるるこの部屋に入りきらないキリカは首を外に出して眠りますが、夜に雨が降り、びしょぬれでももいろが薄くなってしまいました。 そこでキリカはるるこを乗せて、遠くの山のてっぺんの、クレヨンの木を目指して走り出します。 さあ、冒険の始まりです。

お母さんにもらった桃色の紙で、るるこはキリンを作りました。世界一きれいで大きいキリンのキリカは、るるこを乗せてクレヨン山へと風のように走ります。

絵本だけでなく、児童書の長いお話も興味を持ち始めた5歳の次女と一緒に読んでいます。毎夜、20ページずつくらい、区切りのよいところまで少しずつ読むことにしました。娘は、もうちょっと先までと言うのですが、ワクワク楽しいお話を長く味わいたいと思ったので、あえてゆっくり読んでいます。
娘は、お話の続きがききたくて、夜寝る前にこの絵本を読む時間を楽しみにしてくれるようになりました。わたしも嬉しいです。
紙で作ったももいろのきりん「キリカ」と、るるこちゃんのやり取りが、かわいくてかわいくて。終始ももいろで描かれた、やさしいイラストも素敵です。娘はキリカが干されている洗濯バサミの数を数えたしながら、本当に楽しそうにお話をきいています。
児童書を読みはじめの5、6歳の子に読んであげるのに、ピッタリの本だと思います。小学生なら一人で読めます。2年生の長女は、一気に読み終えて、「あー面白かった!」と言っていました。 (クッチーナママさん 30代・ママ 女の子8歳、女の子5歳、男の子3歳)
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