
「すごいでしょ ぼくはなんでもいちばんさ」そうともだちに、じまんばかりしているいぬくん。 悲しくなったみんなは、ある作戦をおもいつきました。するといぬくんは……。

最近思春期になっても自分がいちばん!もしくはいちばんであるために他人をマウントする子ども達。
まあ、大人でもいますけど……。
その抑圧された子どもに響くのではないかなあ。
高学年から中学生の、誰かがいちばんであるために踏まれた子が、少し気持ちよくなれるかも。
とはいえ、見かけはわかりやすい絵と文で、幼児から小学生対象。
威張りすぎて友達を傷つけ、落ち込むイヌくん。まさかのページ展開でした。
ごめんねを連発するところがかわいい。
セリフ調なので、つい熱を込めてしまいます。
おはなし会にも向いた本です。
娘と読み聞かせあいっこ。娘はキャラクターによって声音を変えていました。現代風だなあ。 (てぃんくてぃんくさん 40代・その他の方 女の子17歳)
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