
うさぎとだいふくをめぐる、愉快なあいうえお歌。 「あんこがいっぱいおおきなだいふく、いきなりどーんともりのなか、うさぎがみつけてよろこんで……」 「あ」からはじまって、「ん」まで、五十音順の文章でつづったのは、だいふくとうさぎをめぐる珍騒動です。 突如、森のなかにあらわれた大きなだいふくと、それを手に入れたい動物たちが、 ナンセンスなどたばたを繰り広げます。ひらがなは、1字だけでは意味をもちません。 でも、組み合わせると意味がうまれ、意味同士がむすびつくと文章になります。 連なりながら動きだした言葉は、できごとや風景をいきいきと写しとり、物語を語り始めます。 ことばの広がりを楽しみながらあじわえる、この愉快な「あいうえお歌」は、 ひらがなをおぼえはじめた子どもたちにぴったりです。

大きな大福餅が、五十音を使って面白おかしく物語を展開します。
リズム感のある流れなので、声に出して楽しい絵本です。
動物たちと猟師のユーモラスな絵に、とても温かみを感じました。
五十音練習中の子にピッタリだと思います。 (ヒラP21さん 60代・その他の方 )
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