
あざみに恋したイタチ。しかし、日照りが続き、あざみが枯れそうになる。 水神様に必死に祈るイタチの願いが届いたのか、空からポツポツと雨が落ちてきた。6月の行事絵本。

イタチのアザミに向ける恋心と、みずがみさまに唾するような罰当たりと、同一人物の二つの面が、干ばつの中で織り込まれた名作だと思います。
今にもアザミが枯れそうなのは、自分の粗相のためだと思うと、イタチは居ても立ってもいられなかったでしょう。
結果としての雨乞い、結果としての降雨ですが、自然の中で生きる人間にとって、まさに恵みだったでしょうね。 (ヒラP21さん 60代・パパ )
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