
ビッケの冒険物語、 最終巻が刊行されました!
アニメや映画でも人気ものになった“小さなバイキング ビッケ”。 あばれんぼうのバイキングにまじって、力ではなく、なんでも知恵で解決する男の子です。
楽しいビッケの物語も、とうとう6作目、最後の巻になりました。 5作目までは、これまでに日本で紹介されたことがありますが、この第6作は、本邦初公開! スウェーデンで1975年に刊行された本なので、なんと約40年ぶりに日本の読者にお届けできることになりました。
南の国に遠征したバイキングたち、いつものように悪者をこらしめて帰途につきます。 ところが、らんぼう者のフリース人の大船団にとりかこまれ……<残酷スベン>は引退しましたが、 その息子で、もっと意地悪な<むっつりスベン>が相手です。 ビッケはからだじゅうから火花をちらして、とびっきりの大作戦を考えつきますよ!

復刊前に息子に読み聞かせをしていたビッケシリーズは全五巻でした。
今回の復刊で、六巻目が存在することを知り、息子も最終巻を読みたいというので、読み聞かせをしました。
ビッケたちがたどりついた国では貧富の差が大きく、下層階級の人たちは奴隷のような暮らしをしていました。
それを見かねたビッケたちが作戦を練るのです。
読んでいて「あれ?」っと思ったのは、いつも優しいビッケの意外にいじわるな言動があったこと。
それだけでなく物語の中心になるものも、今までの五巻とは違うなあ、ひょっとしたらちょっと時間をおいて書かれたものかしら?なんて思って読んでいたのですが、あとがきを読むとどうもそうらしいことがわかりました。
最終巻なので、ビッケシリーズが終わってしまうのは何だかさびしい感じもありました。
六巻目まで読んだので、もう一度一巻に戻ってビッケの活躍ぶりを息子と読み直せたらとも思います。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子10歳、)
|