
ロングセラー絵本『てん』『っぽい』に続く、レイノルズからの熱いメッセージ絵本。「おひさまは黄色い」「空は青い」……それって、本当? 青い絵の具がないから空の絵が描けないと途方にくれたマリソルは、困り切って空をながめた。すると――あれ? 空って、べつに青くない。そうして、マリソルは絵の具をまぜて「自分の空の色」をつくり、みごとな空の絵を完成させる。他人がつくった既成概念にとらわれないこと・この世界を、自分の目で見て、肌で感じ、耳で聞いて、そして心でとらえることは、子どもたちの成長や、輝かしい未来に不可欠なこと。型にはまった見方をしていたら、その先には進めない。大人やまわりの人がつくった枠から一歩ふみだすことは勇気がいるかもしれないけれど、でも、一歩をふみだそう! 幼いころ、美術の先生にその大切さを教えられて道がひらけた経験から、レイノルズが、今の子どもたちへ、そして子どもたちだけでなく大人たちへ、メッセージとエールを送る。子どもの可能性をつぶさないためにも、親子で読んでもらいたい必読の書。

空の色っていうと、青というイメージはありますよね。でも空の色の変化って面白くて、素敵!
青の絵の具がなかったことから、マリソルがたどり着いたのは、自分の空の色。
マリソルが夢で見た、空を飛ぶ夢。不思議な空。いろんな色がうずまいて数え切れないほど。
心をやわらかくして、物事を見ていくと、いろいろな気づきや発見があるんだなぁと思いました。
感じたことを自由に表現できる感性を子どもたち、そして大人も大切にしたいです。
図書室の壁の大きな絵を見るとワクワクしてきました。 (わさんぼんさん 60代・その他の方 )
|