
くちぶえを吹きながら、きつねくんが登場です。 きつねくんは、「うそつききつねくん」。 ねみちゃんがにこにこ顔で「おいしいケーキをつくって みんなをよびましょう」と買い物している姿を見て 「どうせぼくなんかよんでくれないんだ。そうだ!」 勝手にすねちゃったきつねくんは、どうしたかというと・・・?
きつねくんのうそにだまされて、ねずみくんは大慌て。 仲間のみんなも、いっしょに大慌て。 ねみちゃんのうちにいくと、なにも知らないねみちゃんは、にこにこしてみんなにケーキを出してくれます。 もちろん、あのうそつきさんにも。 そこでねずみくんは・・・? あらら、にこにこしておいしいものを作ってくれるねみちゃんを、泣かせることはないでしょ!ねずみくん。
くやしいな、(誰かを)うらやましいな、と思っても、そういうときにうそをつくと、結局、あとでもやもやした気持ちが残っちゃいますよね。 うそをついて「しまった」とばつが悪くなる気持ちや、「悪かったなあ」という気持ち。 そんな気持ちが、絵本のなかに素直にあらわれています。 『ねずみくんのチョッキ』にはじまる人気シリーズ第29作目のお話です。
(大和田佳世 絵本ナビライター)

うそつききつねくんにだまされちゃった、ねずみくん。しんぱいして、ねみちゃんのもとへはしっていきますが・・・・・・。

嘘をついたきつねくんがちょっぴり「得」をしたので、ねずみくんもねみちゃんに嘘をついてしまいました。
最終的には、「嘘をつくって良くないことだね」という結論にはなっていましたが、物語の前半の嘘をついたきつねくんが良い思いをする場面はなくても良かった気がしました。 (さくらっこママさん 30代・ママ 女の子6歳、男の子3歳)
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