
「なぞなぞえほん 1のまき」 「あさ おきたら まず いくところ、おでかけまえにも、いくところ……」軽快なリズムにのって、次から次へとなぞなぞが飛びだす、歌いたくなるなぞなぞの本。
「なぞなぞえほん 2のまき」 幼い子どもにはなぞなぞは意外にむずかしいもの。でも大丈夫、ぐりとぐらをはじめ、たくさんの愛らしい動物たちの絵が、そっと子どもたちを助けてくれます。
「なぞなぞえほん 3のまき」 「おかあさん」「ポケット」など、“答え”は子どもたちに身近なものばかり。中川李枝子、山脇百合子の名コンビがおくる、はじめてであう、なぞなぞの絵本。

ぐりとぐらの絵本は、もう持っているだけで幸せな気持ちに
なります。「これがあるから大丈夫」みたいな、ちょっとお守り
めいたところがあるように思います。
このなぞなぞの絵本もまた。
なぞなぞの言葉ひとつとっても、ほんわか優しくて(易しくも
ありますね)、小さな子どもでもリラックスしてにこにこ笑い
ながらこたえることができるし。山脇さんの絵も、「いつもの」
って感じで安心します。なぞなぞの答えがわかる、というだけで
なく、ぐりとぐらの他の絵本でもおなじみなように、そこに
きちんと「暮らし」が感じられるのです。地に足がついた、確かな
暮らしが。植物を育てていたり、空を眺めていたり、お料理したり。
特別なことはなにもない、なんてことない暮らしなのですが
それこそがしあわせだって、眺めていて感じることができるのです。
そう、小さい子どもと過ごす毎日のようですよね。
絵本を読みながら、なぞなぞを出しながら、娘がけらけら笑ったり
得意げに答えたりするのを聴きながら、とってもいい気持ちに
なっています。 (ぽこさんママさん 40代・ママ 女の子6歳)
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