
誰にでも一つくらい得意なことがある!
ここはニコニコストリートです。窓をあけると子どもたちの笑い声が聞こえてきました。「笑い声っていいなあ」ミスター・ベンは思いました。みんなを笑わせることができたらどんなにいいでしょう。 面白い服をみつけるためミスター・ベンは衣装屋に向かいました。そこでミスター・ベンは上から下までだぼだぼの服を着て、赤い鼻までつけました。鏡でみてみるとどこからみてもサーカスのピエロです。お試し部屋の扉をあけて進んでいくとサーカス団のトラックが立ち往生しているところに出くわしました。大勢の団員達がその前にだた立ちつくしています。 ミスター・ベンは考えました。こんなに大勢いるのだから何か出来るはず! ミスター・ベンの提案にみんなが動き始めました。

「ミスター・ベン」の4作目です。
今度は「おためしべや」からサーカス団の所へ飛んできました。
ミスター・ベンは「ピエロ」になっています。
ただ、サーカス団とともに旅をしている中で色々なことが起きるストーリーで、実際のサーカスの競技での「ピエロ」としてはほとんど活躍しません。
シリーズ物の面白さの1つとして、シリーズを通して、時々現れる準主役のメンバーたちですよね?
もちろん毎回、物語の最初と最後にミスターベンとやり取りする、衣装屋の店主もいい味が出ていますが、今回は2巻に登場したラグルーさんが再登場してきます。
元囚人のラグルーさんの力技は今回の話のキーワードになってます。
「ミスター・ベン」シリーズ的な魅力は相変わらずですが、パターン化がちょっとマンネリになってきて、最初に感じた「わぁ、面白い」感はなくなってきました。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子17歳、女の子12歳)
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