ユーモラスな切り絵の動物がかくれんぼ!
ページをめくれば、そこは切り絵動物園。
さて、そこに隠れている動物は誰だかわるかな?
一枚の紙から愛嬌たっぷりの魅力的な動物たちを生み出しているのは、
自然写真家であり、切り絵作家として多くの書籍を出版している今森光彦さん。
各地で展覧会を開きながら自然や生き物の面白さを伝える活動をされてます。
動物たちを真正面から捉えるアングルと、静止しているのに躍動感を感じる動物たちのポーズからは、
写真家ならではの今森さんの視点と、動物への愛情がひしひしと感じられます。
そんな素敵な切り紙の動物たちをリズミカルで心地よい言葉で包んだのは石津ちひろさん。
「くびが ながいの だあれ?」
「くさが だいすき きりんさん
くびの ながさは とびっきりん」
声にだして、読み上げるのがなんとも楽しい言葉たちが続きます。
石津さんの言葉から今森さんの動物が生まれ、その今森さんの動物から
石津さんの言葉が、、、と交互にリレーのようにやりとりをしながら誕生した贅沢な絵本。
巻末には、ゴリラ、うさぎ、ライオン、パンダ、ふくろうの切り絵を作ることができる切り紙の型紙5種類がおまけも。
切り絵の楽しさを十分に味わえる上質な絵本です。
(絵本ナビ編集部)
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