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「倚りかからず」「自分の感受性くらい」などの詩で知られる詩人、茨木のり子。 やさしく親しみやすい言葉で、凛とした意志を表明した、その美しい詩の世界を味わってみましょう。

読み聞かせで戦争についての本を探していたときに、
えほんではないのですが、気になった詩が
「わたしが一番きれいだったとき」です。
それがきっかけで子供に読んで欲しくてこの本を手にとりました。
さいごに「詩の理解を深めるために」というあとがきのような
ものが書かれています。その中に彼女の詩は語彙の意味をじっくりと
考えることができる能力と熟読できるだけの心の静謐(せいひつ)さが
必要と書いてありました。
詩は短い文章だからわかりにくい。逆に短い文章だからこそ
詩人の言いたいことが凝縮されて印象強く残ります。
どうすればそれがわかるのか、解説などがついている良本だと思いました。 (そよかぜはなさん 40代・ママ )
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