
フランスのある町の動物園に、ごきげんならいおんがいました。毎日、飼育係の息子のフランソワや、デュポン校長先生や、パンソンおばさんや、町の人みんながごきげんならいおんに挨拶してくれます。 ある日、ごきげんならいおんは、らいおんの家の戸が開いているのに気付き、いつも挨拶してくれる町の人達に、自分から挨拶しに行くことにしました。 ところが、町の人達はごきげんならいおんに会うと大声をあげて逃げていきます。町は大騒ぎになり、消防隊も出動し、ごきげんならいおんに近づいてきます。 そのとき後ろでフランソワのかわいい声がします。 「やあ、ごきげんならいおんくん」 逃げ出さずに声をかけてくれる友達に会って、ごきげんならいおんはとてもごきげん。二人で動物園まで歩いて帰ったのでした。
 

ごきげんな気のいいライオンが、おりの戸があいていたので街へ散歩に出かけます。仲よくしてくれると思った街の人はみんなびっくり――。着想のすばらしい愉快な絵本です。

フランスの動物園に、いつもごきげんなライオンがすんでいました。ある時、ライオンは家の戸が開いているのに気がつきます。「いつもみんなが来てくれるので、お返しに僕のほうから出かけてみよう」と思ったライオンは、公園を出て町に向かいます。いつも出会う人たちに「こんにちは」とあいさつをして回るのですが、町は大さわぎに・・・。赤い表紙に、やさしそうなライオンが描かれています。うちの子供たちは、優しいライオンがだんだん大さわぎになり心配になったようですが、こどもと動物園に帰って行く終わり方が気に入ったようでした。やさしい気持ちになれますよ。 (かあぴいさん 30代・ママ 男の子11歳、女の子9歳)
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