レトルト食品たちがある日、突然やってきて、お台所のお料理道具のみなさんはびっくり!おれたちにちゃんとしたお料理をつくらせて!!最後は心温まるお話絵本。
なんと、包丁が主人公!?
しかも渋い顔だち、ええ、人情いっぱいのストーリーです。
台所の戸棚で嘆いているのは調理器具たち。
それもそのはず、台所で幅を利かせているのが、インスタント食品だからです。
我慢の尾が切れた包丁さんを止めたは、まな板さん。
その諭し方が見事です。
そして後半、意外な事実が明らかに。
そうそう、インスタント食品って、悪い面ばかりが強調されますが、
こんな側面もあるんですね。
それは、調理担当者への気配りも垣間見えます。
このにじみ出る愛、これこそ、宮西達也ワールドです。
それにしても見事な造形に、脱帽です。
やや古風なので、小学生くらいから、一種の食育も兼ねて。 (レイラさん 50代・ママ )
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