中国河北省に伝わる昔話が4つ収録されています。
どれも読んだことがないものばかりでおもしろく読めました。
「ぎんぎつねはまほうつかい」は、珍しいぎんぎつねを手に入れようとする猟師の親子のりお話なのですが、きつねが親子に対して意外に親切な計らいをするのに驚きました。
「話のへたなおじいさん」は、お話の下手なおじいさんが、孫をズボンに入れ、孫の言ったとおりに真似をするという日本の落語のような面白話で楽しめました。
「おおかみにばけたおかあさん」は、「赤ずきんちゃん」を彷彿とさせるお話ですが、子どもたちの知恵が生きていると思いました。オチが「赤ずきんちゃん」とは違っていたので、息子は「あれ?」という感じでした。 (はなびやさん 40代・ママ 男の子7歳)
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