中3の娘に薦めました。
中学になって、すっかり世界史がすきになったので、夏休みの感想文にどうかな〜と、思って。
この作品は、なんと「マダガスカル島」で歴史の先生をしている方が書いています。
主人公が住んでいるのがアメリカよりのカナダだったので、てっきりアメリカ人か、カナダ人が書いたのかと思っていましたが、後書きを読んでびっくりしました。
歴史の史実にも手を抜かず、主人公が飛ばされてしまった過去の世界の風習やら、町の様子やら、衣服から食べ物まで、丹念に描いてくれていたので、想像することが楽にできました。
うちの子は特にヨーロッパの歴史に興味を持っていたので、年の近いサム(14歳になったばかりの主人公)と、ともに楽しい歴史の旅ができたのではないかと思います。
行間や文字の大きさは小さすぎず、とても読みやすい作りをしていました。上中下の3巻に及ぶ長い物語でしたが、その長さを感じさせない面白さがあります。
子どもも1巻を読み終わったあたりから止まらなくなり、あっという間に3巻読破してしまいました。
少々SFチックな物語ではありますが、ドキドキハラハラの冒険もあり、主人公と同年代の子どもたちにぜひ、お薦めしたいです。 (てんぐざるさん 40代・ママ 女の子15歳、女の子10歳)
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