北の海につきだした半島に二とうのヒグマが生まれました。男の子の子グマと女の子の子グマです。ドングリを食べたり、カラフトマスのとりかたを教えてもらったり、舞い落ちる雪をみたり……と子グマにとっては毎日が発見の連続です。あそびながらさまざまなことを吸収し、お母さんの愛と北の大自然に抱かれながら子グマはやんちゃにすくすくと成長していきました。やがて、二度目の春をむかえたころ、子グマはりっぱなおとなになり母子に別れのときがおとずれます……。世代をこえていつまでも読み継ぎたい、静かな感動に心ゆさぶられる絵本です。
熊の親子の厳しくも暖かい関係が、心温まる絵と言葉遣いで描かれています。何とも切ない気持ちが残りましたが、
秋の夜長の静かな読み聞かせにいかがでしょうか? (1姫2太郎ママさん 30代・ママ 女の子11歳、男の子9歳、男の子1歳)
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