このシリーズ全巻よんでいます。児童書にふりわけられていますが、主人公が大人のお話もあり、大人でも楽しめます。
そして、毎回、人間の弱さやずるさ、ぎりぎりでふみとどまる良心だったり、強さだったりが存分にかかれています。
たとえ、主人公が子どもであっても、容赦のない結末がまっていたりして、気の毒になるおはなしもありますが……。つまり、大人も子どもも関係なく、人としての本質を問うお話なのかもしれません。
今回は、「たたりめ堂」がでてきたことで、さらに面白かったです。
よどみとの対比で、紅子さんの存在感がますます大きくなっていたような。そして、「銭天堂」たる所以もやっとわかりました。
でたばかりですが、次巻を楽しみにしています。