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壁 ベルリン ひきさかれた家族」 みんなの声

壁 ベルリン ひきさかれた家族 作・絵:トム・クロージー・コール
出版社:汐文社
税込価格:\1,760
発行日:2015年08月
ISBN:9784811322124
評価スコア 4.43
評価ランキング 11,785
みんなの声 総数 6
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  • 忘れてはいけない

    ある日突然出来た壁。
    家族、恋人、友人達の間に立ちはだかる壁。
    多くの人達が苦しみ、命を落とした戦争が終わった筈なのに、なおも人々を苦しめる策が、考え出され、実行される。

    これが本当にあった出来事だと考えると、人間の恐ろしさを感じずにいられません。

    このお話では、子供目線で、とてもソフトに描かれていますが、それでも引き裂かれた家族の悲しみが伝わってきます。

    現在は壁もなくなり、その存在を見たことのない人も増えていることでしょう。
    けれど忘れてはいけないこともあるのだと、考えさせられる内容でした。

    投稿日:2019/08/13

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  • 本当にあったこと

    日本から遠く遠く離れた国、そしてそれは、崩壊から数えても28年も前のこと…。
    だから、今の親世代にとっても、その壁がどんなものだったのか実感は少ないでしょう。
    でももし、この物語の家族のように、夜が明けたら大切な人に二度と会えない状況になっていたら…?
    考えただけでも、胸が苦しくなります。

    このお話は、割とサラッと描いていて、無事家族とも再会できるので、それほどの悲壮感は感じませんでしたが、これは本当にあったことで、実際には、悲しい事実がたくさんあったのです。
    このお話をキッカケに、『ベルリン壁』のことをもっと知ってもらえるといいなと思いました。

    投稿日:2017/02/01

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  • ドイツ史を先に

    ベルリンの壁が壊れたのをリアルタイムでニュースで見ていました。
    その壁の影でこんな家族がいた、こんな生活を強いられていたというのは初めて知りました。
    今の我が子と同じ年頃だったので、ニュースで事実だけ知るのではなく、内側のことをもっと知りたかったなあと今更感じました。

    そんな娘と読もうと選びましたが、壁の経緯がまったく語られておらず、まずベルリンの壁ができた背景や壊れた時の様子を話さなければなりません。
    あとがきでもあれば良かったのですが、世界史に弱い私にはちょっと難しく感じました。
    この本を読む時は、ドイツの近代史の本を一緒に読まれるとよいでしょう。
    子供たちにもそうやって紹介してあげた方がいいかと思われます。

    切ないエピソードですよね。

    投稿日:2016/07/28

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  • 絵本の可能性

     絵本はくまさんやうさぎちゃんだけを描く世界ではない。
     怪獣やあおむしだけが絵本の主人公ではない。
     絵本は実に広い世界を描ける、表現形態だと思う。
     例えば、昔話。しかも誰もが知っている世界であっても、絵本作家の画風によってとらえられる印象は違うし、現代風にアレンジすることもできる。
     例えば、ファンタジー。これは絵本の得意とするところ。空を飛ぶ象がいたってダンスをするカバがいたっておかしくない。恐竜と戦うのだってへっちゃら。
     例えば、今のおはなし。パパがいてママがいて、弟がいる。いや、パパのいない家庭だってあるし、ママのいない家だってある。おかしい話、悲しい話、たのしい話。なんでもあり。
     そして、この絵本のように本当にあった歴史のひとこまを絵本として表現することだってある。できれば、誰かがそばにいて、周辺のことも話せたらずっといい。
     絵本の世界は実に多様。
     絵本に描けない世界は、もしかしたらないんじゃないかな。

     この絵本が描かれたのは2014年。
     1989年11月にベルリンの壁が壊されてから25年の月日が経っていた。
     それまで描けなかったと訳ではないだろう。
     だとしたら、その月日は何を意味しているのだろうか。
     それは、記憶の風化のような気がする。
     第二次世界大戦が終わって、冷戦時代にはいっていた1961年、突然西ベルリンを包囲するように作られた「ベルリンの壁」。
    壁によって分断されたのは国家や思想だけでなく、家族や恋人たちもそうであった。
     この絵本に登場する家族もそうであった。
     父は西に、母と子どもたちは東に。
     この「壁」を決死の覚悟で越えようとする人々がいた。
     ある人は運よく、またある人は力尽き。
     そして、絵本の少年もまた「壁」を越えようとする。

     「壁」が壊されてたくさんの時間が過ぎていった。
     その時間の経過の中で、かつて「壁」を乗り越えようとした人たちがいたことの記憶が薄れていく。ましてや、小さな子どもたちは「壁」の存在そのものを知らない。
     絵本はそんな記憶をくっきりと蘇させる力さえもっているのだ。

    投稿日:2016/04/10

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  • ベルリンの壁のお話

    このお話は、ベルリンの壁に引き裂かれた家族が壁に穴を掘って再び出会うお話でした。壁の下に穴を掘って壁を超えようとするのが看守に見つかってしまうのですが・・・この看守はいい人で見逃してくれました。うちの子も捕まってしまうんじゃないかとヒヤヒヤしながら見ていました。

    投稿日:2016/03/07

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  • ベルリンの壁

    今は、ドイツはひとつだ。
    だが、東西に引き裂かれていた歴史がある。
    分断の物理的原因だったベルリンの壁
    それにより引き裂かれていた家族の物語が
    淡々と語られている。

    たったひとり西側にのこされた父
    その父にに会おうとする東側の母子・・。
    お互いが壁を越えよう(抜けようと)とし
    すんでのところで、行き違いを免れる奇跡的な展開には
    息を呑みます。

    フランスのテロなど
    ヨーロッパの不穏の中
    ぜひ読んでおきたい一冊です。

    投稿日:2015/12/14

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