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つちはんみょう」 みんなの声

つちはんみょう 作:舘野 鴻
出版社:偕成社 偕成社の特集ページがあります!
税込価格:\2,200
発行日:2016年04月12日
ISBN:9784034370704
評価スコア 4.75
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  • スゴイ!虫の一生の不思議

    ”つちはんみょう”という虫が、子孫を残し種として生き続けるための方法が、すごいです。

    こんなシステムを、だれが考えたのだろう?
    私たち人間が住むのと同じ世界で、小さな虫の世界では、こんな死闘が繰り返されていると思うと、自然界の不思議を感じ、自分の知る世界が、本当に限られた一部分でしかないのだと、思い知らされます。

    まだ分からないこともあるようですが、これを8年もかけて、調べた作者もすごいですし、この絵にしたこともすごいです。

    何度も文章を読んで、細部の絵を凝視して、発見する楽しみもあります。
    小さいけれどダイナミックな虫たちの世界…おすすめです。

    投稿日:2017/08/30

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  • 命を繋ぐ

    つちはんみょう、何かの図鑑で見たことがあるような…というレベルの虫ですが、読んでみてその繁殖する過程に驚かされます。はちの幼虫やその幼虫のための食料を奪って食べるなんて、、、と思うプロローグですが、そこに至るまでに辿ってきた道が壮絶で、命を繋ぐってすごいことだなぁと思いました。

    投稿日:2023/05/26

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  • 小さな虫のエネルギー

    同じ作者さんの作品『しでむし』や『ぎふちょう』を読んで、その緻密で美しいイラストに感動しました。どの作品も、虫の息遣いが聞こえてくるような、臨場感があります。
    こちらでは、地味で目立たない「つちはんみょう」という虫に着目し、その生態を淡々と語ります。
    小さな小さな虫が懸命に行き、子孫を残そうとするエネルギーに圧倒されました。逆に勇気づけられます。

    投稿日:2021/09/16

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  • 寄生する生き方

    ヒメツチハンミョウの一生を、実際に観察して追った作品です。
    最初から、えっ?と驚かされます。
    ハナバチの巣の中で、ハナバチの幼虫と花粉団子を食べ、成長するのですから。
    寄生する生き方が提示されるのです。
    そして、成長して産卵し、幼虫になってからそこに至るまでの様子をプレイバックするようにたどります。
    羽化したハナバチの体に取り付き、移動し、ハナバチの花粉団子に紛れるまで。
    しかも、共食いの光景まで。
    それは、種の命を守るための行動というのもすごいです。
    あとがきには、それらを解明するための観察の様子が添えられており、
    だからこそのリアリティに納得です。
    小学生くらいから、しっかりと受け止めてほしいです。

    投稿日:2021/03/11

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  • 生き様が凄い

    つちはんみょうが子孫を残す為に、4000個もの卵を産む・・・
    産み過ぎではないか?と思ってしまいました。
    けれど、生き残る為の過酷極まるサバイバルの様子を見て、確かにこれは4000個の卵が必要かもしれない・・・と感じました。

    ただ・・・ 他の虫にしがみつく幼虫達のことを考えると、実物を見るのが怖い(笑)
    昆虫採集が好きな息子も「虫に触るのが怖くなる・・・」と若干引いていました(笑)。

    投稿日:2020/01/14

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  • 写真にはないリアルさに感動しました。

    舘野さんの作品は、
    すごく細かいところまで、取材した(笑)昆虫への愛を感じる作品になっています。
    「つちはんみょう」って、どこかで聞いた響きだなと、思っていたら、「ファーブル昆虫記」でも取り扱っていた昆虫なんですね。
    (「ファーブル」は小学生のころ一通り読みましたが、それから〇十年もたっているので、記憶が…)
    前半の1齢幼虫の旅の部分は、舘野さんの数年間の観察を元にした推測ということでしたが、この推測はほぼ当たっているんじゃないかと思います。
    主役のつちはんみょうだけでなく、彼らに卵を食われてしまうヒメハナバチにしても、たくさんの昆虫たちが集まるはなむぐりの花にしても、写真にはないリアルさに感動しました。
    人の世界とは違った、生きるために、種の保存のために生きている小さな生き物たちの世界を感じました。
    特に、真っ白な体の2齢幼虫が出てきたシーンは印象的でした。
    意外と遠目も利きそうなので、高学年以上中学生などの読み聞かせにもいいかもしれません。

    投稿日:2019/09/05

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  •  著者の館野さんは、今まで、生態がよくわからなかった「つちはんみょう」を8年の時をかけて観察し、その一生を丁寧、緻密、かつ迫力のある絵で描かれました。出版社からの紹介文にある「著者渾身の・・」という言葉が、本当にぴったりの絵本だと思いました。

     小さな虫が本能に突き動かされ、生き抜くための行動をおこしていく不思議さ、いろんな生き物の行動と命が複雑に絡まりあっている様子、命をつなぐには、偶然(運命?)も大きく作用していること、そして、偶然を生き延びても今度は、種の命をつなぐための闘いがあること・・・。自然の中の、人の目の届かないところで繰り広げられているこのような様々なドラマを、館野さんの筆によって見せていただきました。

     どのページの絵も素晴らしいですが、最後の2ページは特に印象的でした。漆黒をバックにし、真っ黄色の花粉団子の上で脱皮した真っ白なつちはんみょうの幼虫。それは、大きく深い宇宙の中の、ほんの小さな、でも輝いている命を見るようでした。

    投稿日:2016/07/29

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