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えほん遠野物語 おいぬさま」 みんなの声

えほん遠野物語 おいぬさま 原作:柳田 国男
文:京極 夏彦
絵:中野 真典
出版社:汐文社
税込価格:\1,650
発行日:2018年04月
ISBN:9784811324807
評価スコア 4.5
評価ランキング 8,295
みんなの声 総数 5
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  • 狼が棲む

    えほん遠野物語シリーズ。
    おいぬさまは、神さまではなく、狼のことだそう。
    遠野地方には、昔、多くの狼がいたようで、そのエピソードです。
    でも、ある意味見えない存在だけに、怖いです。
    独特の遠吠えが追いかけてきます。
    そして、馬小屋が荒らされたり。
    中野さんの絵は、おいぬさまを可視化しているものの、
    画面に溶け込ませ、それはおいぬさまそのものの迫力です。
    何かがいた、という気配が伝わってきます。
    おいぬさま、という命名に納得です。

    投稿日:2022/05/26

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  • 狼は、怖い!

    狼は、1匹でも怖いのに、大郡がいると思うと怖くて外には出れな  
    いのが私の感想です。

    お犬さまと呼ばれる狼が、どの例も身震いしました。

    小友村に住む老人が、町から帰ってくる途中で、お犬さまの遠吠

    えが聞こえたのを、酒に酔っていて機嫌が良かったので、ふざけ

    て「おれも吼えられるぞ」と、真似をしたら、後をつけられ、お犬さ

    まに、家の周りを一晩中ぐるぐる回られて、おまけに馬7頭まで

    食い殺された。老人の家はその後、悪いことが続いた。

    私も酒を飲むので酒による失態はさけたいと思いました。

    狼は、怖い!

    投稿日:2019/05/18

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  • 狼はやっぱり怖かった

     京極夏彦の文による「えほん遠野物語」の一冊です。
     タイトルの「おいぬさま」とは狼のことで、日本では絶滅したといわれる狼ですが、遠野の村々にこれだけの逸話が伝わっているのですから、昔はたくさんいたのでしょう。
     「草の長さ三寸あれば狼は身を隠すと云へり」と、柳田国男の『遠野物語』に書かれています。
     同じ箇所を京極夏彦さんは「三寸ほどの高さの草が生えていれば、隠れることができるという」と書いていて、原文と対比しながら絵本を読むのも、大人読みとしてはいいかもしれない。

     この文章が書かれたページの絵は、一面草木の色が変わった秋の風景で、柳田の原文でいえば「草木の色の移り行くにつれて、狼の毛の色も季節ごとに変りて行くものなり」に対応させています。
     この絵本の絵を担当しているのは中野真典(なかのまさのり)さんで、おいぬさま(狼)の敏捷な動きとおそろしき力を荒々しい筆づかいと彩色で見事に表現しています。
     秋の風景も、見開きのページ全面で「草木の色の移り行く」が描かれています。
     子どもにはけっしてわかりやすい絵とはいえませんが、きっと生命の迫力は感じるにちがいありません。

     だからいっそう、おいぬさま(狼)が北に向かい、「その日を境に、遠野のお犬様は姿を消したという」と書かれた最後のページの、雪景色は哀切をともなう印象的な一枚の絵になっています。
     おいぬさまがいなくなった遠野は、どこかさみしい。

    投稿日:2018/08/12

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  • いますよー。その視線の先に、何かが…。

    • てんぐざるさん
    • 50代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子23歳、女の子18歳

    遠野物語の中に収められた「おいぬさま」を分かりやすくまとめてくれています。
    テキストも短く、簡潔で、大事なことだけを取り上げているので、インパクトは抜群です。
    中野真典さんの絵は大好きです。
    この絵本でいうと、

    ある時、山口村の小学生が、学校からの帰り、
    ふと通り道にある岩山を見た。
    二ツ石山という名の山である。
    (この次です)
    何かがいた。

    いますよー!これ、この大きな木の葉を仮面のようにしている先に見えたモノ。
    ぞくぞくしました。

    ただ、残念なことに、この絵本中野さんの「おいぬさま」は、かなりデフォルメされているので、悲しいかな遠目がききにくいです。
    おはなしの展開そのものだけなら、高学年に十分伝わると思いますが、絵が後ろの席の子どもたちに届かないというのは弱点です。
    読み聞かせには不向きかもしれません。
    遠野物語やこわい昔話に興味があるお子さんたちにブックトークで伝えるのが一番いいかもしれません。

    投稿日:2018/07/03

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  • 狼のいた頃

    妖怪ではなく、狼が集団でいたら間違いなく恐いです。
    その狼を恐れていた時代はどのようにして終わったのでしょうか。
    火を恐れず、地に穴を掘ってまで襲ってきた狼の群れには、現実的な怖さを感じました。
    一斉に北に向かって姿を消した狼たち。
    そのわけが気になりました。

    投稿日:2018/07/10

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