新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

いのちの ふね」 みんなの声

いのちの ふね 作:鈴木 まもる
出版社:講談社 講談社の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年09月
ISBN:9784061324824
評価スコア 4.43
評価ランキング 11,727
みんなの声 総数 13
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  • 心洗われる透明感

    誰にでも訪れる死。
    世界中で、人間も動物も…。
    そして悲しみの向こうに「いのちのふね」があるという発想はとても救いです。
    死んだものを包み込み、死んだものを解放する「いのちのふね」。
    死んだものがまた新しい生命として戻ってくる、輪廻観のお話ですが、とても心泡われる話です。
    悲しみの向こうには解放があるのだと考えると、どれだけ人は救われることでしょう。
    雲の中でゆったりと椅子に座って本を読んでいるおじいちゃん。
    ブランコに揺られているおばあちゃん。
    二人の笑顔がとても素敵でした。
    死んだものたちが、みんなで共存している世界も素晴らしいと思います。

    今年、3月11日、とても悲しいことがあって、多くの人たちが「いのちのふね」に乗りました。
    せめて亡くなられた方々が平安でありますように。
    20年前に書かれたお話とのことですが、現在において、とても意味深い作品です。

    投稿日:2011/12/25

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    4
  • 繰り返し読むだろう特別な1冊

    ”死”を扱っていますが、暗く悲しい絵本ではありません。
    読後、不思議に穏やかな明るい気持ちになります。

    死は、生まれたのも皆に必ず訪れる自然の摂理です。
    そのことが「当たり前のことだよ」と、力まず説教じみず、ささやかれたように伝わってきます。

    本当に魂が輪廻するのかは、分からないことですが、この絵本を見たら、「そう思って今を精一杯生きていればいいのだ」と、素直に思えます。

    その時々で感じ方も変わっていくかもしれませんが、これから自分が折あるごとに、この絵本を開いて眺めるだろうなと思います。

    投稿日:2017/08/10

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    2
  • 大好きな祖母(101歳)との別れ

    • RAFITさん
    • 40代
    • その他の方
    • 熊本県
    • 女の子15歳、男の子8歳

    2月に他界した子供の頃から、大好きだった祖母。
    少しづつ、命の力が弱くなる様子を前にして、切なかった時に出会った本です。

    本屋さんで見たときには その場で泣いてしまいました。
    何度読んでも、泣いていたのですが、段々とその涙の意味が変わっていくのが分かりました。

    今ではこの本を読むことで、祖母の様子を想像して、楽しくなってきます。

    本当に大切な1冊です。
    この本に出会ったことで 命を伝える 絵本らいぶを開催したりもしました。

    子ども達にも、大人にも 素敵な本だと思います。

    投稿日:2013/04/30

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    2
  • しあわせそうなおばあちゃん

    • サンフラワーさん
    • 40代
    • その他の方
    • 岐阜県
    • 男の子17歳、女の子12歳

    亡くなったひとたちが空に上がっていきいのちのふねに乗ります。そして生まれる子たちは いのちのふねから鳥が運んできます。
    亡くなった人たちがたくさん空に上がっていく絵を見たら震災のことが思い出されて涙が出そうになりました。そのあと空で好きなことをしているおばあちゃんのかおはしあわせそうで安心しました。
    最後には新しい命の誕生で明るい気持ちになれます。
    一人で黙読しましたが読み終わって「ふぅーーーーーっ。」となぜか深い息が出てしまいました。
    いい新刊を見つけられたという手ごたえを感じました。

    投稿日:2011/10/01

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    2
  •  「せんろはつづく」・「あかちゃんたいそう」等の作風とは異なる鈴木先生の作品だと思いました。
     やはり、今年はたくさんの方々が身近な愛する人を失った年だと思います。
     命を絶たれた方の無念さ・残された方の置き所のない心、そういうものが昇華される作品だと思います。

     読んでいて、この世で死に別れてしまった私の家族・友人・知人へ想いを馳せ、きっとこうであって欲しい、いえ、こうであるに違いないと思いました。

     この世で出会う縁を大切に、そして共に生きる時間を尊いものとしてこれからも生きていきたいと思います。

    投稿日:2011/12/15

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    1
  • 新しい命がうまれることに感動

    生まれた限り”死”は、いつか必ずやってきます。

    この絵本に出会って”死”って怖くないんだと思いました。

    亡くなった人を乗せた”ふね”は、大きな雲の中に入っていきます

    雲の中は、ふわふわでとても気持ちのよいところです。

    ふねから降りるとみな自分の好きなところにいき

    自分の好きなことをして過ごします。

    雲の中に住んでいるとどんどん元気になってだんだん若く

    なって、”あかちゃんに戻っていきます”

    ”新しい命が生まれます”

    とても安らかな気持ちになれました。

    投稿日:2019/05/15

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    0
  • 「新しい命はこうやってやってくるんだよ♪」

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子19歳、女の子14歳

    この作品を読んだ後に、ナビの皆さんのレビューを読んで「あれ?これって“死と再生”の物語だったの?」と、思った自分にビックリしました。
    確かに皆さんの感想を読むとそういう作品なんです。
    なのに「あれ?」と、思った自分は読了後に「新しい“いのち”はこうやってくるんだよ♪」という作品だと感じていたんです。
    言ってることは同じだけど、私はこの作品で《死》を感じなかったんです。
    不思議です。

    うちの子が小さい時、よく「わたしは雲のうえでママを見つけて、ママのおなかにきたんだよ」って、ホントなのか創作なのか…言ってたせいですかね〜。

    青い空の世界もすごくいいです。
    でも、私はラストの2ページがすごく好き!
    とってもとっても幸せな気持ちになれる絵本です。

    小学校高学年くらいから中学生、高校生くらいにお薦めです。
    そしてこの作品を読んだ後には児童書の「青空のむこう(アレックス・シラー:作)」も合せてどうぞ。
    “空の世界”の印象がとても似ているので、この作品がお好きな方にはお薦めです。

    投稿日:2015/02/23

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  • イメージが膨らむ絵本

    小2の子供が夜になると「死」について考え込むようになりがちになったのをきっかけに「死」をテーマにした絵本を探して辿りつきました。
    まだ実際に子供には読んでいませんが、読み時を選んで是非読んであげたいと思った一冊です。

    表紙の雰囲気そのままの透明感のある絵柄で、死と再生について穏やかに綴られています。
    今の子供には輪廻転生ということでは納得できないこだわりのようなものを感じていて、もう少し根本的なところでの「死」を伝えるべきなのかとも思って絵本探しをしていました。
    でも、こういうものも1つの考え方として捉えるのもまたいいと思わせてくれる絵本でした。
    私と一緒にぼ〜っと空の雲を眺めるのが好きなこともあり、いいイメージを持って「死」を考えることができるかもと感じました。

    投稿日:2014/07/24

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  • 「死」について考える

    「死」と向き合う絵本です。
    死んだらどうなるのか、よく子どもに聞かれることがあります。でも、その答えは、大人にもわかりません。だれにもわからないことなのだと思います。100人いたら、100人の答えがあります。
    この絵本は、その答えの中の一つだと思います。
    「輪廻」という考え方が、すっと自然に心の中に入ってくる絵本だと思います。

    投稿日:2014/06/30

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  • めぐりめぐる命

    生と死が、テーマになっている絵本のようです。
    美しい絵ですね。
    透明感があって、お話のイメージにあっていたと思います。
    亡くなった命の先が、描かれています。
    空想・ファンタジーだとはわかっていますが、「こうであって欲しい」と願わずにはいられないのは、私達、生きている者の願いなのでしょう。

    投稿日:2013/04/21

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