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まほうのさんぽみち

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ひめねずみとガラスのストーブ」 みんなの声

ひめねずみとガラスのストーブ 作:安房 直子
絵:降矢 なな
出版社:小学館 小学館の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2011年11月
ISBN:9784097264514
評価スコア 4.78
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  • 息子が号泣

    • ランタナさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 男の子8歳、男の子5歳

    全ページ試し読みで息子達と一緒に読ませていただきました。

    風の子・フーとひめねずみの出会いと別れ、かなわなかった再会が、切なく胸に響くストーリー。
    ふたりをつなぐ、炎が透けるガラスのストーブが強く印象に残りました。
    ガラスの持つ美しさ、透明感、儚さ、割れてしまったら元には戻れないというイメージが、このお話を象徴しているような気がします。
    降谷ななさんの絵が、安房直子さんの世界に本当にぴったりでした。

    好奇心を抑えられずに旅立つフーをひめねずみが見送る場面で
    小2の息子は、私や弟に悟られないよう、声を殺して、あさっての方を向いて涙をぬぐいながら号泣していました。
    こんな物語に感情移入できるようになったのか、
    こんな泣き方をするようになったのか、とそちらも感慨深かったです。
    年長の息子は、兄が泣いていることにびっくりしていました。
    ふふふ、君にはまだ分からない「切なさ」という感情があるのだよ。

    最後、フーの成長に感じ入ってしまったのは親の私の方でした。
    ずっと心に残りそうな、そんな作品。
    小学校中学年位から大人の方におすすめです。

    投稿日:2012/01/08

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    6
  • 手もとに置きたい

    読み聞かせをすると大体15分ぐらいでしょうか。

    安房さんの本収録作品ということ、また降矢ななさんとの初コンビということで、読んでみて手もとに置きたいと思った本です。

    ガラスのストーブを買い森でストーブで暖をとっていた風の子フー。

    安房さんの作品というと、切ない・儚い・小さいものたちということがキーワードになりますが、この作品もそれに当てはまります。

    子ども時代は過ぎても心の中に子ども時代の記憶は残ります。それでも、その成長の過程で、何かを獲得するたびに何かを失っていく。

    その失うものって目に見えないものが多いし、それを持っていては大人になれないものもある。

    ちょっと抽象的な例えですが、読んだ後じーんと心に切ないものが残りました。

    うーん。やっぱり安房さんの世界って好きだわと改めて感じます。

    投稿日:2011/12/08

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    4
  • 大人になったんだ

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子18歳、男の子16歳

    風の子、ひめねずみ、ガラスのストーブ・・・。
    アイテムの言葉のコラボレーションが素敵です。
    風の子のフーは、なぜか寒がりだったので、ストーブを購入したのです。
    それは素敵なガラスのストーブ。
    早速あたっていると、小さなひめねずみも寄って来て、交流が始まります。
    さらには、風の子の女の子オーロラとも知り合い、3人の心模様に変化が現れます。
    それぞれのアイテムが呼応しあって、視覚、嗅覚、触覚、聴覚、味覚、
    全て総動員して物語が進みます。
    さらには、時間、空間も体感できます。
    ラストは少し哲学的でもあります。
    風の子が大人になる、その造形が鮮やかで、印象的でした。
    安房直子さんと降矢ななさんのコンビということで、
    小学校のおはなし会で取り上げたかったのですが、
    20分弱かかるので、10数分の休み時間のおはなし会では無理で、
    後ろ髪引かれる思いでした。
    大人もぜひ、読んでほしいです。

    投稿日:2012/01/18

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    1
  • 成長

    6歳年長の娘と読みました。文章がかなり長く、難しい表現もありましたが、最後までしっかり聞いていました。フーとお料理上手なひめねずみが友情を育み、肩を寄せ合って生きていたのに、ひと時の好奇心で離れ離れになったこと、ひめねずみはきっともう会えないことに気がついていたのでしょう。しかし、その後たくさんの仲間に出会うことができて、ひめねずみが孤独にならなかったのがお話としてとてもよかったです。

    投稿日:2023/02/17

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    0
  • 主人公はストーブのそばに

    最初の主人公は、風の子のフーです。
    物語は、そのフーがストーブを買うことから始まります。

    フーがストーブにあたっているとひめねずみがやってきて、いっしょに暮らすことになります。
    それからしばらくすると今度は風の子のオーロラがやってきて、なんと、フーを自分の国へ連れて行ってしまうのです。
    すると、ストーブのそばにたった一人残ったひめねずみが主人公になって……。

    ストーブを中心に物語は展開し、それに合わせて主人公が変わります。
    絵本ではあるけれど児童書のようなボリュームがあり、読み応え満点です。
    小さなお子さんにというよりも、小学校中学年くらいのお子さんに合いそうです。

    投稿日:2020/06/16

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  • 素敵な絵本に出会えて幸せ

    • まことあつさん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子6歳、男の子4歳

    安房直子さんの心に深く残るお話が好きで、
    しかも降矢 ななさんの色彩も大好きなので
    お気に入りの作家たちの作品なので
    期待して読みました。

    よかったです。

    お話は切なかったのですが、
    切ないだけでなく、
    ストーブに暖められたようなあったかい気持ちも残り、
    素敵な絵本に出会えて幸せです。

    4歳児はひめねずみがたくさん出てきたところで
    探したり、「いっぱい」と喜んでいました。

    投稿日:2019/07/26

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    0
  • 成長と関係の変化

    • みっとーさん
    • 30代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子6歳、女の子4歳

    ちょっと難しかったな‥と思いながら、年長の子に感想を聞いてみると、「怖かった。悲しかった。」とのこと。
    離れて暮らしている間に関係が変化していること、違う時を過ごしていたのだというさみしさ、そういったものをなんとなく感じ取っているみたいでした。
    大人でもぐっと感じるものがある、内容の濃い素敵なお話でした。

    投稿日:2017/11/10

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  • とても美しい絵

    全ページお試し読みで読みました。
    降矢ななさんの挿絵が、幻想的なおはなしにぴったりで
    とてもきれいでした。
    森の中で焚いた小さなガラスのストーブは、風の子フーのこころを
    すっかり温めてくれたのでしょう。
    ちいさなひめねずみとの暮らしは、二人にとってこの上なく楽しいものだったと思います。
    お互いにとって、かけがえのない時間だったのに、ある日のオーロラの出現で歯車がこわれてしまう。
    そんなものなのかもしれないですね。
    フーの出かけていた時間はひめねずみにとってはとても長い時間だったようです。
    儚いです。

    投稿日:2016/10/03

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  • 安房さんのファン

    小1の娘(大の読書家)に買いました。
    まず、絵がとーーっても素敵です。
    飾っておけるくらいに。

    お話は、風の子とねずみのふれあいの話ですが、時間の流れってそれぞれ違うんだなって感じさせてくれる内容でした。
    6才にどこまで伝わったかはわかりませんが、安房さんワールドはどの年代にも何か感じさせてくれるものがあります。

    少し大きくなってから、もう一度読んでみてほしいなと思います。

    投稿日:2016/07/21

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  • 魅了されました

    一度読むと、忘れられない絵本だと思いました。
    風の子のフーが、ストーブを森の奥においたように、物語もなんて奥深い。安房さんの書かれる世界に、すっかり魅了されました。
    そして、降矢さんの絵のすばらしいこと。
    美しく、切なく、不思議な安房さんの世界を、見事に描かれていて、ページをめくりながら、魅入ってしまいました。
    手元において、何度も読みたい絵本です。

    投稿日:2015/08/04

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