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おじいちゃんの ごくらくごくらく 」 みんなの声

おじいちゃんの ごくらくごくらく 作:西本 鶏介
絵:長谷川 義史
出版社:鈴木出版 鈴木出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2006年02月
ISBN:9784790251415
評価スコア 4.71
評価ランキング 1,392
みんなの声 総数 102
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  • 読み聞かせで大人を泣かせた絵本 その1

    • あんぴかさん
    • 40代
    • ママ
    • 宮城県
    • 女の子15歳、女の子8歳

    読み聞かせボランティアのグループで
    練習を兼ねて,読み合いっこをしています。
    その中で,大人の方が実際に涙を流しながら聞いてくださった絵本を 紹介します。

    大好きな長谷川義史さんの絵です。
    本の中から笑い声が聞こえてきそうな 元気な絵が
    今回は,近しい人の死についてを 描いています。
    西本鶏介さんは,孫に手作りのおもちゃを作ってあげるような,おじいちゃんなのかしら?
    文章で綴られる おじいちゃんと孫の絆の強さが,
    後から ずしんと心に効いてきます。


    文章は,僕の言葉で語られていきます。
    おじいちゃんが,園バスの送り迎えをしてくれること。
     他の子は,おかあさんに迎えに来てもらっているけど,
     僕は,おじいちゃんが迎えに来てくれるのが,嬉しい。
     そんな孫が,おじいちゃんも嬉しい。
    おじいちゃんと一緒に,お風呂に入ること。
     お父さんやお母さんが,一緒に入ろうと言っても
     おじいちゃんと入るのが一番楽しい僕。
     そんな孫と一緒に入るお風呂が,「ごくらくごくらく」なおじいちゃん。

    こんなに強い絆で結ばれた二人を引き離す
    「死」というもの。
    腰が痛くて,病院に入院することになった頃から
    お父さんやお母さんの顔に,その影が見えます。
    何も知らずに「元気になったら温泉に行こうね」と
    おじいちゃんの手を握る僕…。
    このシーンあたりから,聞き手の表情は曇っていきます。
    「まさか,ほんとに極楽に行ったりは,しないよね…?」

    読み手は,ここまでは 僕の気持ちのまま,
    明るく元気な声で,読み進みました。

    一転,喪服を着たお母さんに抱かれる僕の絵が,
    おじいちゃんの死を知らせます。
    抑えた声で読んでいると,
    聞き手の鼻をすする音が,聞こえました。
    「おじいちゃんは,ほんとのごくらくへ いったのよ」

    最後のページは前向きな声で,僕の気持ちを読みます。
    「死」は別れではない,
    きっと僕と共に,おじいちゃんは居るよ という気持ちを込めて。

    この絵本は,
    近しい人の死を 迎えたことがある大人には,
    救いのような効果が,あると思います。
    涙を流して人の死を悼み,
    その人との絆を,自身に取り入れて生きていこうという
    メッセージを感じました。

    泣いて下さった方の感想は
    「まさか 本当に 極楽へおじいちゃんが行く とは思わなかった。
     でも。。。(涙を拭いながら)。。。いい絵本ですね。」
    でした。

    投稿日:2010/01/06

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    3
  • 孫娘と生死談義に

     ここのところ、長谷川義史さんの絵本をよく手にする6歳近くの孫娘に、そろそろいいかなと。
     やはり、おじいちゃんが病気になって死に至る後半は、読み手の私の声も詰まりがちになってしまいました。

     読み終わった後、孫娘は何度もひっくり返し、ひとり見入っていました。
     暫くして。
     「おじいちゃんのこの(ページの)顔とこの(ページの)顔は同じだよ」
     どうやら、おじいちゃんの変わっていく姿を確認していたようでした。

     それから、お風呂場で。
     「おじいちゃんは、再来年は死んでいるかな?」
     「まだ、生きているよ」
     「それじゃ、再来年の再来年は?」
     「まだまだ、生きているだろうね」
     「それじゃ〜、千年後は?」
     「あはは。○○ちゃんも死んでるね。天国でまた一緒に遊べるね」
     「あはは」

    投稿日:2008/08/12

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    2
  • ごくらくとは?

    • 若ゴボウさん
    • 40代
    • ママ
    • 京都府
    • 男の子5歳、

    年長になった息子。
    そろそろ深い内容の絵本を読ませてあげたくて選んだ作品です。

    ごくらくって?
    息子にはこの絵本でよく理解できたと思っています。

    おじいちゃんと孫のつながりがとても温もりを感じる内容でした。

    息子もお風呂でごくらくごくらくと言いながら湯船に入っています。

    おじいちゃんは仏様になってしまいましたが ごくらく と言う言葉でいつまでも繋がっていられますね。

    じーんとくるお話しに涙が出そうになりました。

    投稿日:2013/04/10

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    1
  • おじいちゃんは、かわいい孫に 生きるということを なんと優しく 伝えているのでしょう。

    おじいさんの 人生にはいろんな事があったでしょう。
    大工さんだった、私のおじいさんも大工さんだったなあ〜

    でも・・・おじいさんとこんな言葉をかわしてないなあ〜
    この男の子は、おじいさんが大好きで、おもちゃを作ってもらったり、幸せな子ですね。

    おじいさんの 顔がまた優しいんです。長谷川さんの絵はほのぼのとしていて、表現力があっていいなあ〜

    ごくらく ごくらく おじいさんだからこその言葉ですね。

    孫にごくらくってなにて、聞かれたとき、「しあわせな きもちに なることだよ」と教えています。

    生きる上での、すばらしい ことばを 教えてあげているのに、感動です。

    私はまだ、孫がいませんが、孫がいたら、どんなことばを、残してあげれるかしら?

    おじいさんのような 人生の先輩になれたらいいな〜

    おじいさんが 死んでしまって 男の子はどれだけ泣いたでしょうね。
    人の死 悲しいですね・・・・

    でも、残された男の子の心の中におじいさんは、生き続けているよね。

    生と死
    子どもたちにも わかるころ 読んであげて下さいね!

    投稿日:2008/03/04

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    1
  • 幸せな気持ち

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    おじいちゃんが大好きなぼく。いつもおじいちゃんと一緒。
    お風呂に入るときのおじいちゃんの口癖は「ごくらく、ごくらく」
    おじいちゃんは「幸せな気持ちになることだよ」といいました。
    そんなある日、入院したおじいちゃんは仏さまの国へ行ってしまいました。
    長谷川さんの絵がおじいちゃんとぼくの楽しい日々をほのぼのと描いていて、
    別れのシーンはグッと涙がこみ上げそうになりました。
    息子も神妙にそして黙って聞いていました。
    少しひっかかったのは一番最後のページ。
    「ごくらく ごくらく」と言うとおじいちゃんを思い出し、
    ちょっと悲しいけど、幸せな気持ちになります という部分。
    おじいちゃんを思い出すよ、というのは分るのですが、
    小さな子供が果たして「幸せな気持ち」までたどりつくのかな?
    すっかり悟りきった、大人な子供像がちょっと気になりました。
    小さな子供に「死」をどのように感じさせるかは難しいなあとつくづく思いました。

    投稿日:2006/09/26

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    1
  • ごくらくごくらく

    死のお話って悲しくなるから、あんまり読まないんですが、これは良かったです。
    ごくらくごくらく。
    おじいちゃんがお風呂につかるといつもつぶやく魔法の言葉。
    最後に本当に極楽へ行ってしまうのは悲しかったですが、家族と過ごした時間がとても幸せそうだったのが印象的でした。

    投稿日:2021/06/02

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    0
  • 父の急逝で借りてきました

    • おかなしこさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 男の子3歳、男の子0歳

    長男が3歳の誕生日を迎える一週間前、長男の祖父が急逝。娘の私も悲しみにくれてる日々から癒してもらえた本です。

    葬儀では「ばいばーい」と軽く棺に手を振って花を添えてた長男が、火葬場で「じぃじ、骨になっちゃったよ。歩けなくなっちゃった」。

    その後、「骨はきらい」「ママ、骨になっちゃいやだよ」

    3歳なりに死を理解しようとしてました。

    小学生の課題図書にもなった作品で中身は難しいかもしれません。それでも、幼児にも十分伝わるダイナミックな絵と、まとまったお話です。

    亡くなっても不幸ではない、と、日本人独特の宗教と言葉を生かしており、スッと読めます。大人でもなるほどなと、思わされます

    投稿日:2020/02/18

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  • 「大切な人との別れ」を扱った

    児童館に置いてあり、息子が 読んでと持ってきたので読み聞かせていましたが、途中から涙で読めなくなってしまいました。

    幼稚園のお迎えも お風呂も寝るときも おじいちゃんとずっと一緒だった「僕」。
    おじいちゃんはほとけさまの国へ行ってしまったけれど
    口癖だった「ごくらく ごくらく」を真似してみると
    また おじいちゃんを近くに感じることができる。

    私自身もつい最近大好きな祖父を亡くしました。
    息子にとっても、よく遊んでもらった大好きなひいおじいちゃんだったので、何か感じるところがあったのか「このおじいちゃん、ひいじぃじみたいだね」などと話してくれました。

    いつかは必ず訪れる大切な人との別れ。
    別れは悲しいけれど、おじいちゃんが遺してくれた思い出や言葉、絆は決して消えることはない。死は、永遠のお別れではないんだよ、心の中でずっと生き続けてくれるんだよと教えてもらった思いです。

    子供向けですが、大人の方にもおすすめしたい素敵な絵本です。子供がもう少し大きくなったら、また読んであげたいと思います。

    投稿日:2019/02/03

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  • とてもなかよしのおじいちゃん

    ようちえんの送り迎えも、お風呂も、寝るのもずっとおじいちゃんと
    一緒だったぼく。
    本当のおじいちゃん子だったのですね。
    おじいちゃんもぼくのお世話をするのが、とても幸せそうです。
    こんな生活がずっとずっと続いてゆくと思っていると
    突然の出来事が。
    ちいさいぼくにとってのおじいちゃんのおおきな存在を思うと
    本当に本当につらいだろうなと思いました。
    おじいちゃんとの思い出がいっぱいあってよかったです。

    投稿日:2017/02/02

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  •  世の中には、おじいちゃん子、おばあちゃん子というのは確かにいる。
     私は生まれる前におじいちゃん、生まれて間もなくしておばあちゃんを亡くしているので、おじいちゃん子たちの心理というか境遇というか、全く理解できないのだが、なんとなく残念でしかたがない。
     おじいちゃんがいたら、おばあちゃんがいたら、何を教えてもらえただろう。
     目下のところ、自分がおじいちゃんになることも予定はないから、自分の人生でおじいちゃんやおばあちゃんはうんと遠い。

     だからだろうか、こういうおじいちゃん子の男の子を主人公にした絵本を読むと、うらやましい。
     この作品ではおじいちゃんが口にする「ごくらく」という言葉を鍵語にして、男の子はおじいちゃんの死に直面することになるのだが、死んでいく順番でいえば初めて目にする肉親の死はおじいちゃんおばあちゃんのものだろうが、私はそれすら経験せずに大人になってしまったのだ。
     なんだか、大事なことを学ぶことが随分遅くなったような気がする。

     この作品に出て来る「ごくらく」は漢字にすれば「極楽」ということになるだろうが、こういう言葉は現代のおじいちゃんやおばあちゃんは口にしないのではないかしら。
     つまり、現代のおじいちゃんおばあちゃん世代は自分とあまり年齢が変わらないはずで、さすがに私は「ごくらく、ごくらく」などとは呟かない。
     孫の世代にあの世のことを伝えるのも難しい時代なのかもしれない。

    投稿日:2016/09/18

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