くずのはやまのきつね」 ママの声

くずのはやまのきつね 作:大友 康夫 西村 繁男
絵:西村 繁男
出版社:福音館書店
税込価格:\880
発行日:2009年02月
ISBN:9784834024302
評価スコア 4.07
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みんなの声 総数 13
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  • 狐の嫁入り

    自給自足で生活する、貧しい農村の子供達。
    祖父の言った迷信を信じているが・・・

    どんなに頑張っても自然の猛威には勝てず、
    日照りや嵐に苦しむ村人の姿が印象に残ります。
    こんな暮らしをしていたら、
    神様の存在を深く信じたり、
    様々な迷信が生まれてもおかしくないのだろうと思います。

    「狐の嫁入り」がキーワードとなっていますが、
    話に本筋にそれほど関わっているようには思えませんでした。

    投稿日:2018/08/05

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  • 心温まるおはなし

    • イザリウオさん
    • 40代
    • ママ
    • 群馬県
    • 男の子16歳、男の子14歳

    むかし、くずのはやまのふもとの小さな村があった。

    みんな田や畑を耕して暮らしているから、天気に恵まれて天災にも遭わずに豊作な年になることを願って暮らしている人たちだ。

    言い伝えに、くずのはやまのきつねが嫁入りする年は豊作だというのがあって、みんなが今年はどんなものかと気にしているのだ。

    きつねの嫁入りとは、またどうして?と思うが、言い伝えなのだから本当のところはだれも知らないのだろう。

    そんな言い伝えが残る村が、まだ日本にもあるのかなあと思うと、訪ねてみたくなります。

    私たちは文明を築くだけではなく、そういう自然を子供たちに残していかなければならないと思います。

    そして、こういうお話をみんなが読んでくれたら、みんなも私みたいなきもちになってくれるのではないかと思います。

    投稿日:2016/07/05

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  • きつねのよめいり

    • みちんさんさん
    • 30代
    • ママ
    • 愛知県
    • 女の子3歳、女の子1歳

    3歳からとあったのですが我が家の3歳2ヶ月の子供には難しかったかなという印象です。
    子供が一生懸命田植えや子守等の仕事をしていてそれが当たり前だったんですね。今とは違うなー。
    きつねのよめいりがあると豊作というのは初めて知りました。
    きつねはかみさまのような扱いなのでしょうか。

    投稿日:2014/08/19

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  • 食べることは生きること

    • ちょてぃさん
    • 30代
    • ママ
    • 静岡県
    • 女の子11歳、女の子7歳

    日本の昔の暮らしぶりが伝わってくる本です。
    まさに生きるために、食べ、食べるために田畑を耕し、働くという人の暮らしの原点が描かれています。食のありかた、お米のありがたさが幼児にもストレートに伝わる絵本ではないでしょうか?

    投稿日:2013/01/05

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  • お米が食べられる幸せ

    昔の日本の暮らしを知ることのできる絵本です。
    田や畑を耕して暮らし、米ができなければあわやひえを食べ、それもなくなると草や木の根を食べた。
    そんな生活、今の子には想像つかないでしょうね。
    もちろん私自身も経験したわけではないので、知識としてしかありませんが。
    飽食と言われる今の時代に、「米」を食べることの有難さ、食べるものがあることの幸せに気づかせられます。
    昔は子供たちも一緒になって田んぼや畑で働いていたんですよね。今はなかなかそういう光景、見ることがありませんが、昔の人はそうやって小さいころから食べ物の有難さを感じながら暮らしてきたんでしょうね。
    自分たちで食べるものは自分たちで作る、食の原点が描かれています。
    不作のときはひもじいでしょうが、念願かなってたわわに実ったお米は嬉しさもひとしおだったでしょう。白いお米をほおばる子供たちの嬉しそうな表情がとても印象的でした。

    昔の暮らしを伝える、貴重な絵本だと思います。

    投稿日:2011/04/24

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  • 今の子供たちにも伝えていきたいお話

    • 環菜さん
    • 20代
    • ママ
    • 宮崎県
    • 男の子4歳、男の子2歳

    なんだか見覚えのある絵、なんだか見覚えのあるタイトル。でも内容は思い出せず、図書館で借りてきてゆっくり読んでみました。きつねの嫁入りのシーンなどは、フラッシュバック!やはり私、子供の頃、読んだはずです。でも恥ずかしながら、内容はあまり覚えていませんでした。こんなお話だったんですね。しみじみ。
    食に困ることのない現代っ子の共感はなかなか得られないのかもしれませんが(私も含め)、昔はこうして、皆で協力しながら米を作ったこと。不作の年は正月に飯も食べられなかったこと。嵐から身を挺して田んぼを守っていたこと。伝えていかなければいけないことだと思いました。
    結構長いお話ですが、4歳の息子と一緒に、2歳の息子もずっと真剣に見つめていました。

    投稿日:2011/01/28

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  • こんな大群のすずめ、最近見ません。

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子15歳、女の子10歳

    これも、昔話ではなくて昔話っぽい創作でしょうか?
    〈こどものとも・コレクション〉には、なにも説明が書いてないので、判断できませんでした。
    まだ、人が、自然や不思議な生き物(妖怪や神)と共に生きていたころのお話です。

    主人公のたみぞうとごさくがすずめを追うシーンがあり、これを見て思ったのですが、
    最近、町中で見るのはカラスの大群ばかりで、すずめをほとんど見ませんね〜。こんな風にすずめがばぁ〜っと飛び上がるシーンを、子どもの頃はよく見ていたような気がします。

    不思議な「きつねの嫁入り」は、ラストのラストで描かれているので、そこまでは実に淡々と農家の家の生活が描かれているので、読むことで、刺激がほしいお子さんにはちょっと物足りないかもしれません。

    投稿日:2010/10/30

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  • 幻想的な作品

    創作民話とでもいうのでしょうか。

    「きつねのよめいり」をモチーフにした幻想的な作品だなあと思いました。

    絵が西村繁夫さん。空の青と田んぼの緑のコントラストがとても印象的です。

    日本の田んぼって遠目に見るととても美しいのですが、季節の移り変わりもよく感じられると思います。

    ご飯が食べられないぐらいの貧しさは、私の子どもの頃も今の子どもたちも経験したことはないと思いますが、そんな時代もあったこと、知ってもらえたらいいなあって思いました。

    投稿日:2009/05/22

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  • 西村繁男さん

    西村繁男さんの作品だったのでこの絵本を選びました。方言が使われてたのですんなりと物語の世界に入っていく事が出来ました。昔の言い伝えをとても臨場感たっぷりな文章と迫力のある絵で表現しているのが素敵だなと思いました。特に金色の根が実る所が圧巻でした。狐の嫁入りは初めて見ましたがとても美しかったです。特にお嫁さんの衣装が素敵でした。

    投稿日:2008/12/23

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  • きつねのよめいり?!

    絵本を読んで子供達はきつねのよめいりが見たくなったようです。
    嫁入りを理解していなかったので、説明してあげるとなんだか不思議そうにしていました。
    田植えの絵がとてもきれいで、四季を感じられるのがいいところだなと思いました。

    投稿日:2007/04/25

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