かいじゅうたちのいるところ」 ママの声

かいじゅうたちのいるところ 作:モーリス・センダック
訳:じんぐう てるお
出版社:冨山房 冨山房の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1975年
ISBN:9784572002150
評価スコア 4.49
評価ランキング 10,853
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  • あまりの名著で、衝撃を受けた。

    子どもの頭の中の妄想をそのまま絵本にしたような印象。主人公が一貫してネガティブなことしか言ってないのがとても良い。
    大人のせせこましい理屈の世界を完全に無視して、自分中心に進んでいくストーリーに爽快感がある。そして、そのままの主人公がちゃんとママから愛されていることもうれしい。

    挿絵もイマジネーションに溢れてて、可愛さで媚びてなくて最高。

    「だよなー、子どもってこういうこと言うもんなぁ、それで苛つくこともあるけど、そこも含めて親は子どものことが大好きなんだよなぁ」と我が身に引き寄せながら読んだ。

    投稿日:2024/02/29

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  • ファンタジーの王道

    最近、とあるファンタジー映画を鑑賞しました。
    非常に良くできた作品でしたが、その一方で、「意味不明」「全く面白くない」という酷評も多いものだそうです。

    その原因を考えたのですが、「物語を読む力」というものが存在しており、それを持たない人にとっては、ファンタジーの世界を存分に楽しむことができないのではないかと思いました。
    そして、その「物語を読む力」というものは大人よりも幼い子どもの方が十分に持っているのではないかと考えます。

    この絵本は長い年月、世界中の子どもたちに支持され、大切に引き継がれてきました。
    しかし一方で、この絵本への魅力を全く感じない、たとえ我が子がこの絵本を気に入っていても、その良さが分からないという大人も大勢います。
    つまり、この絵本を存分に味わって「読める」子どもが多数存在しているにも関わらず、「読めない」大人がいるということです。

    この作品は短いストーリーながらも、本格的なファンタジーの王道だと思います。
    ファンタジーとしての特徴と骨組みがしっかりとしているため、子どもたちはわくわくとした気持ちで冒険の世界へと飛び立ち、安心感を伴いながら安全に現実世界へと再び戻ってくることができる。そのような稀有な作品のひとつだと思います。

    ぜひ子どものうちにこのような作品と触れ合い、いくつかの本を読み進めるうちに、自分にとってのファンタジー、どう生きるかの指針となるような一冊との出会いがあるようにと願ってやみません。

    投稿日:2023/07/26

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  • ほんの5分の大冒険

    おおあばれしてお母さんに叱られたマックス。
    自分の部屋にいるはずが、部屋の様子がどんどん変わって…。

    まず、絵が素晴らしいです。
    かいじゅうたちは、怖くて愛嬌があって、淡々としていて、ずっと眺めてしまいます。

    そして、物語。
    流れるように別の世界に入っていって、帰ってくるまでにとても長い時間が経ったような気がします。読むのは5分なのに、実質1時間ぐらいかけて読んだような…不思議な感覚です。

    最後に寝室においてある夕食もとても美味しそう。

    壮大な物語が詰まった、一冊。

    投稿日:2023/02/07

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  • 不気味な名作。

    • きゃほさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 女の子7歳

    絵本を買うとき、わたしは特に目当てのものがないと、ランキングや有名どころを探しがちです。
    しかし名作と呼ばれる本たちにあまり興味を示さない、へそ曲がりの娘。
    名作と呼ばれる古いこの本も、手にとって、幼稚園生の娘に読んであげたことがありました。
    不気味なルックスのかいじゅうたちと、「はをカチカチならし」という恐ろしい表現に、娘は逃げ出しました、笑。

    それから3年経ち、小学1年生の娘は1人でこの本を読み始めました。
    以前は恐怖を感じていたかいじゅうたちの顔を見て、「なんか怖いねー」と笑える余裕もあり、
    だからこそこの本が伝えたいことも理解できたのでしょう。
    「いい本だったね」と清々しい顔で娘は言いました。

    親に怒られた子供は、みんなこうして少し旅に出てみるのだろうか。
    帰れるところがある幸せ。安らぎの場所。
    自分の家がそんな場所であり続けるようにしてあげたいと思います。

    投稿日:2022/02/18

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  • 子どもの頃好きでした

    私が子どもの頃好きだった絵本の一冊です。ストーリーもそうですが、かいじゅう達の絵がとても好きだったのを覚えています。一歳の子どもにはまだ難しいかなぁとは思います。年齢に合わせて、徐々に読んであげたいなって思います。

    投稿日:2021/11/05

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  • 男の子は伸び伸びと

    • なりおママさん
    • 30代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子6歳、男の子3歳

    この物語を読むと、母として少し安心するのです。
    うちの内弁慶の息子もマックスと同じように家の中で大暴れします。
    私はその激しさと荒々しさにイライラしてしまい、感情に任せて叱り付けてしまうことが多々あります。
    叱り付けた後には、活発に動きたい息子を押さえ付けてしまったのではないか、、
    という自問をして後悔するのです。

    けれど、男の子って案外めげないんですよね。その場が過ぎればまた一瞬でさっきのテンションに戻ったり。
    ここで出てくるマックスも母に叱られてめげるどころか、どんどん内面の野望が膨らんでいきます。

    息子も叱られた時、そうであって欲しい。大人の都合で叱りはしますが、自分の野望に従って伸び伸び育って欲しい気持ちはあるんです。
    叱り顔ではなく、おいしいにおいを思い出してくれたら母親冥利につきますね。

    投稿日:2021/09/17

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  • 帰りたくなる場所

    名作ですが、読んだ記憶も内容の記憶もなく、遂に我が子が読める年齢となり、
    一緒に読みました。

    まず、意外にも文が少ないことに驚きました。
    かいじゅうたちと遊ぶところは、絵だけなのも良いです。言葉ではなく絵が物語るというのを身をもって体験しました。

    どんなかいじゅうでも、やっぱりお母さんが一番なんですね。
    マックスは、ちゃんとお母さんの愛情たっぷりで育てられているからこそ、かいじゅうになってしまうんだろうなぁ。
    私も、目の前の可愛いかいじゅうに愛情を注ぎたいと思います。

    投稿日:2021/06/07

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  • ちょっと怖い。でも読みたい。

    ずっといつか娘に読んであげたいなと思っていました。
    4歳になって初めて読んであげると、
    まだ少し怖いみたいです。

    ちょっと怖いけど、気になる存在。
    たまに物語の世界を覗いてみたくなる・・・。
    そんな気持ちなのか、
    忘れた頃にこの絵本を「読んで」と持ってきます。

    緻密なイラストが美しく、
    いたずら者のマックスが現実から空想の世界へ、
    そしてまたお母さんのいるところへ戻ってくる。
    その描写が
    大人の私にはとても心地がいいのですが、
    子どもはどんな気持ちでこの本を読んでいるのかな?

    そう思いながら、皆さんのレビューを読むのも
    とても楽しい作品です。

    また少し大きくなって、娘の感想を聞いてみたいなと思います。

    投稿日:2021/05/07

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  • 是非何度も読んでみてください

    • COCO.さん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子5歳、女の子3歳

    自分が子どものころに読んでみたいと思っていた絵本。
    でも機会に恵まれず、自分に子どもができたら読んであげようと思っていた絵本。
    敢えて下調べは一切せずに購入し、やっと手元にやってきたのは長女が2歳を過ぎてからでした。

    最初に読んだとき、長女の反応はイマイチで、私の方も、色々な協会から選定されていることや、長年読んでみたいと思っていて期待が大きかったからか、そんなにいい絵本?というのが第一印象でした。

    それから長女に選ばれることが少なかったこの絵本ですが、次女が3歳になった今、次女のお気に入り絵本になりました。

    何度も読むようになって初めて気付いたのは、『月の形の変化』。
    長女と読んでいた時は、かいじゅうたちはマックスの夢だったのね?と読み取っていたのですが、変化に気付くと、もしかしてマックスは本当に冒険してきたのかも?と少しの不思議を残して絵本を閉じるドキドキ感。

    また、『絵の大きさの変化』も、何度も読んで気付いたことで、この変化があるからこそ、物語の抑揚を感じられるのだなと納得しました。

    もちろん、小さな娘たちはそんな事は気付きもせずに、「このかいじゅうこわい!」とか、「マックスわるいこだね?!」などと言って楽しんでいますが、それもそれでこの絵本の楽しみ方。

    何度も開いて読んで、何度もワクワクしてもらいたい。
    そんなメッセージがあるように感じられます。長く愛されることに納得する絵本です。

    投稿日:2020/11/21

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  • ストーリーのテンポと絵が、何とも言えず気味が悪い。
    絵が全体的に暗く、不気味な印象。でも、表情とか、細部まで細かく描かれていて、隅々まで眺めてしまう。

    主人公は男の子らしい男の子。お家の中で大暴れして、お母さんとけんかして、夕飯抜きで寝室に閉じ込められた。
    でも、反省とか全然しない!かいじゅうの国に行って、かいじゅうたちのの王様になっちゃう。
    いい子じゃないかもしれない。
    でも、そのままの子供への愛おしさ、リスペクトを感じる絵本でした。

    投稿日:2020/08/25

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