「いつもいっしょに」 パパの声

言葉なんてなくても、いつも一緒にいるだけでしあわせという関係は素晴らしいと思うのですが、首を傾げるところもあるお話です。
うさぎさんのことがよくわからないのです。
うさぎさんはくまさんと暮らしたくて家を訪れたのでしょうか。
どうして言葉が出せないのでしょうか。
このままずっと一緒に暮らしていきたいのでしょうか。
くまさんのしあわせはわかったけれど、うさぎさんの心が何となく釈然としません。

本屋さんで横積みになっているこの本をふと立ち読みしてみて・・・
泣けた・・・
思わず衝動買い。よく読んでみました。
くまさんもうさぎさんも絵がかわいい。うさぎさんの目がキュート。
絵本の紙質も上質そう。
内容はもちろん、大人の方がよくわかるかも。2歳半のベイビーズにはちょっと早すぎたかな。でも、ときどき読んであげて徐々に内容がわかってきてくれたらうれしくなりそうです。

日ごろ忘れかけている感謝の気持ちを
思い出させてくれます。

ご飯を毎日作ることがどんなに大変なことか。
あたりまえのように思っているけど、どんなにありがたいことか。
そんな感謝の気持ちを伝えたくなります。

あと、絵がとてもあったかくてかわいいです。

いもとようこさんの優しい絵で、娘の好きなうさぎと熊が描かれていたので購入しました。

内容は、献身的な熊にうさぎは笑顔で応えるのですが、熊にはうさぎの気持ちが分からなくなり、ある時、熊はうさぎに決定的なことを言ってしまいます･･･といった感じのなかなか大人っぽい内容ですが、十分子供にも通用します。

シンプルに大切なことが描かれていて、とても良かったです。

特に良かったなぁと思うのは、起承転結の「転」の部分で一瞬ドキっとするのですが、「結」の部分でハッピーな感じになるのところです。
娘も「あーよかったねぇ」などとニッコリしてました。

なかなか子供に「あなたがいるだけで私はしあわせ」的なことを面と向かって言えない人には特におすすめです。

いつも感謝の気持ちが足りないと言う妻への読み聞かせにも最適なんじゃないかと･･･（笑）