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まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

こんとあき」 みんなの声

こんとあき 作:林 明子
出版社:福音館書店
税込価格:\1,430
発行日:1989年06月
ISBN:9784834008302
評価スコア 4.87
評価ランキング 39
みんなの声 総数 453
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  • はからずも、泣いてしまいました

    • どまどまさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子2歳

    林明子さんの絵本は自分が子供のころから大好きだったけど、この本は読んだことがありませんでした。評判がいいので、ぜひと思って借りてきました。

    予想をはるかに超えて、素晴らしい絵本でした。

    ぬいぐるみのこんは、あきが赤ちゃんの頃から一緒。
    うでがほつれてしまったこんを直してもらうために、一緒におばあちゃんのお家へ行きます。

    小さい女の子とぬいぐるみの二人旅ですから、ハプニングだらけ。
    電車が停車中にお弁当を買いに下りたこんを、心配そうに待つあき。
    こんが帰ってこずに泣いてしまうあき。
    こんをみつけて、ほっとして、無防備な姿で一緒にお弁当を食べるあき。
    そして、いつもあきを安心させようと、一生懸命なこん。

    子供の表情の豊かさと、表情がないはずのこんのかもしだすあたたかさ。林明子さんには、なぜこんな絵がかけるのでしょうか。
    思わず、絵本をなでなでしてしまいました。

    そんなあきとこんの最大のピンチは、砂丘で起こります。
    犬に連れされたこん、こんを必死で追うあき。
    読み手の私もどんどん緊張が高まり、そして、こんの耳を見つけた時の息子の、私を制するような「あった!」という声。

    私も息子も、1回目にこの本を読んだ時から、絵本の世界にぐんぐんひきこまれました。
    そして、私は、気がつくと泣いていて、息子は、ただじーっと私が本を読むのを聞いていました。

    最後はハッピーエンドです。
    おばあちゃんの抱擁のどれだけあたたかいかを、私は膝に乗せている息子のあたたかさから、想像することができます。

    一緒って、ホントに、あたたかい。

    投稿日:2010/08/18

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    7
  • とっても、とっても、とってもよかったー。

    • はなしんさん
    • 30代
    • ママ
    • 千葉県
    • 女の子5歳、男の子3歳

    この絵本には、たくさんの素晴らしいものが、たくさん、たくさん詰まっています。ここには、とても書ききれないくらい・・。
    ただのきつねのぬいぐるみであるこんが、どんな時にも忠実にあきを守ろうとする姿に胸を打たれました。
    それは、きっと自分を作ってくれたおばあちゃんが、最初にあかちゃん(あき)のお守りをたのんだからでしょう。腕がほころんでも、しっぽを電車の扉に挟まれても、犬にやられてあきの言うことがよくわからなくなっても、どんな時でも自分のことより、あきが不安にならないように「だいじょうぶ、だいじょうぶ」と言って気丈に振舞います。
    でも、あなたは、あきよりも小さなぬいぐるみなのに・・・。もう、胸がきゅんとなり、どうか助かりますようにと、祈らずにはいられなくなりました。
    優しい、優しいおばあちゃんになおしてもらい、後はお風呂に・・・というところで、今まで見せたこともないほど、慌てて、お風呂を嫌がって逃げるこんが、すごくかわいくってたまりません。
    登場人物の表情、質感がどれも見事で、瑞々しく、いとおしくなります。特に、私は、あきが電車の窓に、ほっぺをぺたっとくっつけて、こんが戻って来るのをじーっと待つ姿。彼女の内面の不安が見事に描かれています。
    林明子さん、どうしたらこんなに優しい絵が描けるのですか。
    ただ、ただ、親子で大満足です。本当に心がぽかぽか温まる素晴らしい絵本でした。

    投稿日:2003/03/28

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    7
  • 1番ドキドキした絵本

    • くららさん
    • 20代
    • その他の方
    • 東京都

    小さい頃に読んだときのことを、今でも鮮明に覚えています。

    この絵本ほどドキドキした絵本は他にありません。

    子どもながらに、「電車が行っちゃうー!」とか「こんのしっぽがー!」とか「犬に連れて行かれて大変だー!」とか、鳥取砂丘の存在を知らなかった私は「この2人は外国まで来てしまったんだろうか・・・」とか、そういうことを色々考えさせられる絵本でした。(笑)
    「電車で外国に行ったはずなのに…どうして歩いて日本のおばあちゃんの家まで行けたのだろう…」など、色々と想像力を働かせた思い出があります。

    いつも健気に「だいじょうぶだいじょうぶ」と口にするこんや、最初はこんに守られてばかりだったのに、弱ったこんをおんぶしておばあちゃんの家に辿り着くあきちゃんを見て、とても勇気付けられたことも覚えています。


    とにかく、「小さい頃読んで好きな絵本は?」と聞かれたら、この『こんとあき』を真っ先に挙げるほど、小さい頃の私にすばらしい影響を与えてくれたと思います。

    お父さんやお母さん、おじいちゃんやおばあちゃんに、是非小さい子に読ませてあげてほしい本です。

    投稿日:2009/10/16

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    5
  • ☆10個!

    • 10月さん
    • 30代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子5歳

    冒険心・思いやり・・いろんなものが詰まった一冊です。
    語りたいことが多すぎて、まとまらなそう・・。

    なによりこんとあきの愛らしさが堪らないんです!!
    電車のシートにこしかけるあき。
    しっぽをはさまれたまま、しゃがんだあきとお弁当を食べるシーン。
    きゅーん♪

    お互いを温かく思いやる様子がほんとうにいいなぁ。
    そしてこんなに小さいのにすごい大冒険。
    砂丘のページはこちらまで心細くなり、おばあちゃんに会えたときは
    ほっとしました。

    心をがっしりと掴み、ストーリーにすっと入らされてしまう
    この見事さは、さすがの名コンビ!とうならされました。
    素晴らしいのひと言です。

    投稿日:2010/06/27

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    4
  • みんなの側にもいる「こん」

    大好きな大好きな1冊。
    お友達のお子さんへのプレゼントにもよく選びます。
    子ども達に読み聞かせをしよう、と思うときにも必ず選びます。

    それほど大好きな1冊。

    どうしてこの本が、こんなにも心を惹きつけるのか。
    それはきっと、誰もが「こん」のような存在を過去にもっていたからではないかと思うのです。
    もしくは、今現在。「こん」が側にいる。
    だから、こんのしっぽを治すため遠いおばあちゃん家まででかけていくあきに、みんな共感するんじゃないでしょうか。

    また、一人ででかけるのではなく、大好きな大好きなこんも一緒。
    こんが小さな体でおかあさんのようにあきの面倒をみてあげる姿が、本を読んでくれているお母さんの気持ちに重なります。

    「先生、おれなんだかじーんとしてきちゃったよ」

    1年生の男の子が読み終えた私いいました。

    「こん、治ってよかったね」

    女の子がいいました。

    最後にちゃんと子ども達の心をひろってくれる優しいお話展開に、安心して読み聞かせてあげることができます。
    何歳になっても、ふと思い出したときに読んであげられる一冊です。きっと自分が親になったとき、子どもに読んであげたいと思うことでしょう。

    投稿日:2009/05/23

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    4
  • 優しさでできている

    • リネットさん
    • 30代
    • ママ
    • 石川県
    • 男の子3歳、女の子0歳

    「こんとあき」は、子供が生まれたら絶対に読んであげたいな…と思っていた絵本でした。そしてまだ早いかな、と思いつつも、待ちきれずこの絵本を買ってあげたのが、息子が2歳半の時。当時の息子にとってはかなり長い絵本だったのですが、意外や意外、息子の大のお気に入りになりました。

    息子はどんなところが気に入っているんだろう?
    気がつけば息子のお気に入りの絵本は、みんな林明子さんの絵本。「はじめてのおつかい」、「ぼくのぱん わたしのぱん」、そして「こんとあき」…。

    林明子さんの絵は優しさでできている、そんな風に思います。そして子供にもその優しさがふんわりと伝わるんじゃないのかなあ。ただ美しいだけじゃない、子供を、人を、街を、世界を、暖かく包む林さんの眼差しが、そこにはあります。

    個人的には、砂丘に着いた時の見開きの絵が好きです。
    読んでいて、本当に眼前に砂丘が広がり、こんやあきと一緒に砂丘を見ているような気分になります。また、あきが初めて砂丘を見た感動がダイレクトに伝わってくる絵でもあります。

    息子はまだ砂丘を見たことがありません。でももしいつか訪れることがあったなら、「『こんとあき』にあったね!」と絵本のことを思い出してくれると嬉しいな。そしてその絵本から感じとった優しさも…。

    投稿日:2008/06/05

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    4
  • 自分の子供にも読んであげたい

    小さい時に母から読んでもらってからずっと大好きで、今も時々読んでいます。子供の頃は最初絵がリアルなのが面白くて見てましたが自分で読めるようになると【こんとあき】の大冒険が楽しくてよく読んでました。
    読み終わった後に暖かい気持ちになれる絵本だと思います。

    投稿日:2008/04/06

    参考になりました
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    4
  • すごく楽しいお話でした。
    一番おきにいりのぬいぐるみをムギュしてお話を聞く子供たち。
    絵本の世界に引き込まれていました。

    ぬいぐるみの「こん」と女の子の「あき」。
    あきが生まれた時からこんはずっと一緒にいました。
    ある日 こんの腕がほころびてしまう。
    こんを作ってくれた遠いところに住んでるおばあちゃんに
    なおしてもらうために二人で出掛けることに・・・

    いろんなハプニングにドキドキ。
    あき 頑張って〜と何度も応援しました。

    小さいころからずっと一緒のこんとあき。
     強い絆が感じられた。
    こんを作ったおばあちゃん
     こんに込められた想い、孫を想う優しい絆が感じられた。
    絆っていいよねって心が温まる感じがします。

    おばあちゃんからあきのお守を頼まれたこん。
    忠実に守ってる姿はなんだか兄妹みたい。
    健気な感じが心くすぐられる。

    お話のどこの部分が好きか?
    うちは家族それぞれが別々なんです。
    ってことは見所満載ってことだと思うんです。

    ぜひ自分の好きな場面を見つけてみてください。

    投稿日:2010/02/11

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    3
  • 2歳でも充分!

    2歳前の娘が、十分理解して、集中して楽しんでいます。
    多分、絵が文章に負けないくらい物語っているんではないでしょうか。

    私が読んであげると娘は、
    こんが帰ってこないとあきが泣き出すシーンや、
    あきがこんをおんぶして砂丘を下るシーンなどで、泣き出しそうな顔をして絵を見つめていました。
    それだけに、お風呂のシーンが大好きで、他のページにすると怒ります。
    開きっぱなしにしていたらそのページだけ跡が付いてしまいました。

    こんはいつまで経ってもあきのことを小さい赤ちゃんだと思っているのか
    いつもいつもお兄ちゃんぶって優しくちょっとカッコつけたりもします。
    もう、あきのほうがずっとずっと大きいのに。

    ぼろぼろになった小さいぬいぐるみが愛おしく感じます。

    投稿日:2009/10/29

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    3
  • 娘よりパパがはまった

    これは名作。
    女の子を持つパパは読んだほうがいいです。
    娘よりもパパがはまってしまう・・。
    そんなくらい大人もグッときます。

    こんは、赤ちゃん(あき)に贈られたきつねのぬいぐるみ。
    あきの成長をそばで見守り、からだを張ってあきを助けます。
    あきにとっても、こんは大切なパートナー。
    おそらく、こんがいることで勇気も出るし、不安も消えます。
    遠くにいるおばあちゃんのところまで行こうっていう気にもなれるってもんです。

    それぞれは弱くて失敗も多いくせに、
    お互いに相手を思いやる気持ちがあって、
    不思議と力がでてくるのが素敵です。
    林明子さんの絵もすばらしいし、
    どのページもすべて印象的。
    オススメです。

    投稿日:2009/10/11

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