3回目の小学校の図書室での,おはなし会に
「しゃっくりがいこつ」と,この可愛いオオカミさんたちを
持って行きました。
3匹の子豚のお話は,小学生なら皆ある程度知っているけれど
3匹の可愛いオオカミって?!
子供たちは(。´・д・)エッ?という顔です。
ブタは出てくるんですよ。
決して可愛いとはいえない,凶悪な大ブタが!
オオカミたちの作る家が,レンガからコンクリート,そして現代のセキュリティのすいをあつめたような要塞になっていくのが,
おかしいながらも,身につまされます。
こんなに過剰に身を守らなきゃいけないのも,すべてあの大ブタのせい?!
何しろドリルやダイナマイトで家をぶち壊すなんて,
破壊力が半端じゃないです。
子供たちは,目を丸くして大ブタの悪者ぶりに圧倒されています。
読み手が,ものすごく悪い大親分みたいな声を出して
悪ブタになりきっているから(それが楽しい読み手♪)。
最後のお家は,お鼻(あ,ちがう)お花のお家。
ふーっとふいて
ぷーっとふいて
おはなをくんくん
いいかおり(はぁと)
過剰防衛は,過剰攻撃をもたらし,
優しいたたずまいは,優しい気持ちを起こさせる…。
ただ笑えるパロディ,と言うだけでなく,
今の世の中に起っている色々な事を 思い起こさせます。