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泣けないサボテン自信を持っておすすめしたい みんなの声

泣けないサボテン 文:なす かつら
絵:KINA
出版社:扶桑社
税込価格:\1,210
発行日:2014年06月06日
ISBN:9784594070557
評価スコア 4.41
評価ランキング 12,433
みんなの声 総数 69
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39件見つかりました

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  • 弱った心に寄り添ってくれる本

    この絵本を手にしたのは、ちょうど身内に不幸があった時でした。
    亡くなった人はもちろん、残された人の事も心配で胸が痛くて哀しい時でした。

    自分には何もできない。旅立ってゆく人を留めることも、残された人の心の傷を癒やすことも。

    でも、わたしはこの絵本の「ぼく」になれるかもしれない。
    求められる時に求められる物をじょうずに与える事はできなくても、そばにいて見守る事はできる。
    がんばればその人が花咲く手伝いもできるかもしれない。

    辛い時にそっと寄り添ってくれた絵本でした。
    太陽の光ではなく、月の光のような、控えめだけど優しいやさしい絵本でした。

    6歳の姪に読んであげたら
    「なぜトゲが刺さったんだろうね?」
    「でもきっと神様がみててくれるよね」と
    幼い心にも響くものがあったようです。

    7歳の友人の息子ちゃんにプレゼントしたら内容はよく分からない様子でしたが、「サボテン、かわいい」と絵に釘付けでした。

    子供さんも喜ぶでしょうが、お母さんや大人の女性によりお薦めいたします。

    投稿日:2014/06/11

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    5
  • 過去の私と未来の娘に。 受賞レビュー

    きれいでかわいらしい絵に惹かれて手に取った絵本。
    ページをめくって1ページ目の言葉にズキュンと胸を打たれ、これは大人のための絵本だと思いました。とげのなかった幼い日の自分を思い出し、成長するにつれてとげの鎧をまとった自分がサボテンに重なり、チリチリとした淡い痛みとともに、でもなつかしく過去を思い出しました。
    かわいい絵とわかりやすくきれいな言葉のおかげか、娘のお気に入りの絵本となり、何度も何度も読みました。何度も何度も読むうちに、私が娘にとっての「ぼく」なんだと気づきました。いつだって、何があったって、私は娘の味方で、ときには見守り、ときには雨を降らし、そばにいる。
    これから娘が成長していく上で、いろいろ辛いこともあるかもしれない。とげをまとっていくのかもしれない。
    でも、「何があっても私はあなたの味方だよ」。
    娘にはまだ難しいかもしれないけれど、これからずっと読んでいくうちに、いつかそれが伝わればいいな。

    投稿日:2014/07/13

    参考になりました
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    3
  • 美しくかわいらしく、そしてとても悲しい物語です。
    そして、この物語を読んだ時、私の大切な優しくて不器用な妻を思い、胸があつくなりました。
    妻にもこの絵本を読んでもらい、「何も支えてやれないかもしれないけど、私も「ぼく」のようにいつでもあなたを支えてあげたい、もっと頼ってほしいと思っているよ」って妻に伝えました。


    美しくかわいい絵と短い言葉で物語が静かに進んでいきます。
    ・サボテンの「きみ」は最初はトゲがなかったが、悪口や心ない言葉を受ける内にトゲが身体に突き刺さる。
    ・「きみ」はやさしいからトゲをなげかえすのをぐっと我慢し、いつのまにか「きみ」自身がトゲになる。
    ・「きみ」は泣くことも我慢したため、自分の涙を水分にして砂漠でも生きていけるようになる。
    ・でも自分の涙だけで花まで咲かせることはとても大変。。。
    ・そんな「きみ」に、「ぼく」はずっと味方だよっ、もっと「助けて」って言ってほしいって考えている。。。


    不器用な人、親切な人、誠実な人、思いやりのある優しい人にとって日々生きていくことがどれほど大変な「トゲ」が刺さることの繰り返しかを物語ではとても優しく美しく描かれており、その優しさ・美しさだけ切なくなります。

    また、この物語では「きみ」が救われていないように、日々の生活で「トゲ」が劇的に解消することも難しい(ほぼ不可能である)ことも考えてしまいます。

    でも「きみ」を「ぼく」が見守り続けているように、「トゲ」が刺さってつらい人にも「ぼく」のような人がいればきっと救われる場面もあるのではないか、と願う気持ちにもさせてくれます。

    そして「きみ」の花が皆を優しくして心を癒してくれるように、「トゲ」が刺さっている人にも素敵な魅力があり周りの人を幸せにしてくれる。その魅力を信じてほしい、と伝えたい気持ちにさせてくれます。


    妻は私の話を聞いて笑って「ありがとう」って言ってくれました。
    そして「良い絵本だね」とも。

    この絵本は読む人の立場や状況によって感じることや考えることは様々だと思いますが、読んだ後に大人が感動し、自分の立場で大切な人のこと、日々の生活のことなど色々考えさせられる優れた絵本です。

    投稿日:2014/07/15

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    2
  • サボテン讃歌

    またすごい本が世の中に出たなぁが最初の感想です。この感性、すごいです。普通サボテンと言ったら、どちらかというとその棘のせいで、高慢とか意地悪とかの方に例えられると思うのですが、逆の発想と言うか、こんな風に人からの棘を受け止めたという発想に驚きを隠せませんでした。でも、ストーリーを読んでいると、本当、全てつじつまが合い、ぴたっと心に残る話になっていました。そして、その透明さとかやさしさとかを、すてきな色と、本当に言葉にぴったりなイメージの絵で描ききってあるのがとても素晴らしいです。

    たくさん傷ついた人への応援歌ですね。本当にここに書かれているように、ちょっと暑くなり始め頃に咲く、月下美人の花が私も大好きです。美しくて本当に癒やされます。とても素敵な絵本でした。口コミで広がりそうな予感がします。

    投稿日:2014/06/28

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    2
  • 泣きました

    • きのぴいさん
    • 30代
    • ママ
    • 栃木県
    • 女の子8歳、男の子5歳、男の子0歳

    本屋で時間をつぶしているときに、優しくて温かい絵が目にとまりました。なんとなく惹かれて、中身も確認せず購入しました。

    家に帰って一人になったときに読みました。
    涙が出ました。

    そうか。助けてって言ってもいいんだ。
    見た目はとげとげでも、素敵なところもあるんだ。
    悪いところだけじゃない、好きって言ってくれる人もいるんだ。
    1人で頑張りすぎなくてもいいんだ。

    泣けないサボテンは、私でした。

    大人になるとなかなか弱音を吐けないし、涙も見せられないし、強がって生きるしかないような気がしてました。
    強がっているけれど、本当は誰かに認めて欲しい。優しく声をかけて欲しい。

    そんな気持ちを、この絵本が優しく温かく包み込んでくれました。

    投稿日:2014/07/11

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    1
  • ぼくのような人に

    サボテンのトゲは、いじわるや心無い言葉が刺さったもの。
    でも、優しいサボテンは、それを投げ返すことはせず、いつの間にか体中トゲだらけになってしまった。
    そして、泣くことも我慢して、その水分で砂漠でも生きられるようになった・・・

    なんとも切ないお話でしたが、このサボテンのような人は結構いるのかも・・と感じました。
    表面は笑顔を作っていても、心には沢山のトゲが刺さったまま生きている、そんな人に是非読んでもらいたいなと思いました。

    私は、「ぼく」のような、そんなサボテンの味方になってあげられるような人になりたいと思いました。
    自分の子にも、サボテンのような優しさを持つ人を応援してあげられる、そんな人になってほしいです。

    心に響く文章に、美しく繊細な絵がとても合っていていいなと思いました。
    サボテンに咲いた綺麗な花、そして最後の笑顔に癒されました。
    子どもから大人まで幅広く読める、素敵な絵本だと思います。

    投稿日:2014/07/08

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    1
  • ぼくは きみの みかただよ

    • ぷりこさん
    • 40代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子12歳、男の子7歳

    『ぼくはきみのみかただよ』と言う言葉で、さぼてんを見守っているぼく…は、天国のお父さんなのかな?と思って読みました。赤ちゃんのうちは、誰からも愛されて可愛がってもらえるけれど、色々な人とかかわるうちに、傷ついて辛い思いをする…優しく見守ってもらい、助けてと叫んでもいいと言ってくれるのは、やはり親なのかなあと思いました。淡い色使いで、優しいタッチで描かれているので、ほんわかと温かい気持ちになります。空からの目線で、下を向いた感じで書かれているページは、新鮮でした。心にとげが刺さって、辛い思いをしている人に、この絵本を読んでもらえたらよいなあと思いました。

    投稿日:2014/07/03

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    1
  • 最後はさわやかな癒しに包まれました

    • ぴえぴえさん
    • 40代
    • ママ
    • 栃木県
    • 男の子9歳、男の子4歳

    表紙の絵と不思議なタイトルに引き寄せられすぐに試し読みし、
    優しい絵と言葉に一読み惚れしてすぐに購入予約。
    それが偶然にも私の40歳の誕生日に届きました。

    仕事子育て人付き合い。
    考えるといろいろ抱えて私の心にもとげが刺さっていたのかもしれない。
    刺さっても投げ返す気力さえなくしていました。
    届いた本を1人で読むうちに涙が流れたけれど
    空から聞こえてくるような「ぼく」の言葉が癒してくれました。

    いつも同じような悩みを抱えている友達にも贈りたい、
    誰にも分かってもらえないと悩んでいた20年前の私にも届けたい、

    4歳と9歳の子供達にはちょっと難しかったかな?
    でも「いつも見守っている、いつでも味方だよ」という私からのメッセージは伝わったようです。

    今後も心が疲れた時、何度も手に取って頼りにする本になりそうです。

    投稿日:2014/06/28

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    1
  • サボテンに教えられました。

    • けいご!さん
    • 40代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子15歳、男の子11歳

    トゲトゲはささると痛いから、触れないでおこう、気を付けよう。きっと水がきらいだろうから、水をほとんどあげなくてもいいんだな。それが、私がもってたサボテンのイメージ。どちらかといえば、いじめられっこじゃなくていじめっこの印象。
    でもでも、この作品はそんな私の偏見をいっぺんにくつがえした。
    ほんとはほしくなかったトゲトゲ。住んでるところも、不毛の砂漠。とってもとってもつらい境遇にあったんですね。涙をながすことで、なんとか生きているのですね。
    そんなあなたが、ときにきれいなきれいな花を咲かせる。みんなをうっとりさせ、幸せにさせてくれる花。自分の痛みをこらえつつ他人に愛を注ぐことができる、そんなあなたに私は今、尊敬の念しかありません。
    私は大きな空のようにあなたをずっと見守ることはできないけれど、これからはあなたを見かけるたびに、こういいたいと思います。「あなたのようになりたい」と。

    投稿日:2014/06/26

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    1
  • 涙があふれました

    • 奏♪さん
    • 30代
    • その他の方
    • 大分県

    読んでいくうちに、自然と涙があふれました。

    私自身も「泣けないサボテン」でした。長い間、辛さや悲しみを押し殺しながら日常を送っていました。
    そんな私にとって夫は空であり、トゲの刺さった私を優しい雨で潤してくれました。

    この「泣けないサボテン」は、多くの方が共感し、優しい気持ちになれる絵本だと思います。
    私にとっては宝物のような絵本で、手元に置いて何度も読み返したい作品です。
    一人でも多くの方に読んでいただきたいです。

    投稿日:2014/06/23

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