「ぼく、しらない!」としか言わないピエールの話です。
英語だと「しらない」と言うんですかね。日本語だと「いやだ」などのほうがしっくりくるような気がしました。
息子のお気に入りは、おいしゃさんがライオンをさかさにし、ピエールがでてくるところです。ここで、本当に飲み込まれたことを確認しているようです。でも、話を理解するのにはまだ少し早い気がしました。
私が気に入っているのは、おとうさんが、「たのむから『わかった!』といっとくれ」と言う場面と、ライオンが「ぼく、しらない」と言う場面です。前者は、いかにも父親の対応という感じでおかしいですし、後者はそのことで両親が「おなかのなかだ」と気付くというのがセンスいいです。
4冊セットの中では『ジョニーのかぞえうた』とこれが良かったです。翻訳でも違和感なく楽しめる絵本だと思いました。