あ・・・あれ?!
ビリーのパパって、有名ギャングじゃ、なかったっけ!?
「てをあげろ!」から読み始めたわたしは、
冒頭から度肝を抜かれました!
この巻では、パパがカウボーイになっているのです。
それも、何事もなかったかのように・・・!
こんな奔放で気持ちの良い絵本は、読んだことがありません!
今回のビリーは、
投げ縄を使って、大きな大きなバッファローを捕まえようとします。
小さなハムスターが、大きなバッファローを・・・
絵本であるからには、
ビリーが工夫をこらしたり、仲間と助け合ったりして
バッファローを捕まえるんだろうなあと予想しながら読みましたが
その予想は見事に外れてしまいました!
いや、いや、
捕まえたといえば、捕まえたのだけれども・・・
うーん!!
まさかこんな展開、誰も予想することができないと思います!
バッファローも、ひどい荒くれ者なのかと思いきや
そういった絵本的要素は、まったくありません!(もちろん、良い意味です!)
大人になった今、一度読んだだけで好きになってしまう絵本には
なかなか出会えないのですが、
この絵本は、特別!格別!!
何度も読みたいし、絵本好きの友だちにも教えてあげたい!
レビューコンテストのコメントで、訳者のふしみさんが
「カタリーナの本に出会わないことは人生の損失!」
とおっしゃっていますが、ほんとうにその通りです!!
心の底から・・・
「ああ、出会えて良かった!!」