話題
まほうのさんぽみち

まほうのさんぽみち(評論社)

絵本が大好きな女の子とパパの、幸せであたたかいお話。

新刊
世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

宮沢賢治の絵本 虔十公園林」 みんなの声

宮沢賢治の絵本 虔十公園林 作:宮沢 賢治
絵:伊藤 秀男
出版社:三起商行(ミキハウス) 三起商行(ミキハウス)の特集ページがあります!
税込価格:\1,650
発行日:2014年10月
ISBN:9784895881319
評価スコア 4.62
評価ランキング 3,890
みんなの声 総数 25
  • この絵本のレビューを書く

立場で選ぶ

並び替え

25件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 3 次の10件 最後のページ
  • 色々考えさせられる本。

    「誰がかしこくて、誰がかしこくないかわかりません」
    本当にその通りだな〜と思いました。
    少し足りないと馬鹿にされている虔十が両親から買ってもらった杉の苗を大切に育て、やがてその杉林は子供たちの遊び場になるというお話です。
    子供たちの様子を嬉しそうに眺める虔十の表情がとってもいいです。
    何だか色々考えさせられるお話に思いました。

    投稿日:2020/01/31

    参考になりました
    感謝
    0
  • 世間の人々は、「少し足りない」と
    虔十を馬鹿にして笑いますが、
    家族の愛情にしっかりとつつまれた虔十の心は、
    優しく、強く、まっすぐに育ちます。

    虔十が遺した杉林は、
    その後も家族たちに守られ、豊かな遊び場として
    たくさんの子どもたちの心身を育みます。

    『たれがかしこくて、たれが賢くないかわかりません。』

    宮沢賢治の童話は、
    いつも心の深いところに響き、
    そして時々、読む人の心をチクっと刺しますね。

    私がこの絵本を読んで、心をチクっと刺された気がしたのは
    きっと私の心のどこかに・・・
    「平ニ」のような心が隠れているのを感じたから?

    読み終えて絵本を閉じた後も
    何とも言えない余韻が続く・・・。そんな絵本です。

    絵本ナビの過去のインタビュー、
    “ミキハウス「宮沢賢治の絵本」シリーズ『銀河鉄道の夜』 編集者 松田素子さんインタビュー”を読み返してみると
    私自身も、宮沢賢治の童話を色々読んでみたくなったし
    子どもにももっとたくさんの賢治の世界に触れさせてあげたいと思いました。

    投稿日:2016/01/20

    参考になりました
    感謝
    1
  • 誰でもこの世に何かを残すのかも

    • さみはさみさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子7歳、男の子3歳

    息子たちにはまだ難しそうだったので一人で読みました。

    村人から「少し足りない」人間だと思われている虔十が、本人もその結末は分からないままに、空き地に杉を植えたくなって植えて育てました。

    本人が死んでしまっても、背丈は伸びないけれども丁寧に植えられた杉がずっと残ってはじめて、「誰が賢いか、誰が賢くないか」という評価が出るのですが、「少し足りない」人間の意図しない善意が実は人々を喜ばせたと分かって何だか安心してしまいました。

    人間は誰でも意味があって生まれてくるのだなと感じました。迫力があって、なおかつ愛嬌のある絵も素敵です。

    投稿日:2015/10/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 2歳、むずかしいえほん

    レビューコンテストということで、息子に読み聞かせをしてみました。
    はじめパパが読んでくれたのですが、開いてびっくり。
    漢字!文字が小さい!!
    「これは難しい絵本だなー」を連発。
    2歳の息子もまったく興味を持たずミニカーで遊びながら聞いているくらいでした。

    が、3日後くらいに突然「パパのえほんよむの」と。
    パパの?
    「むずかしいえほんなの」と。あー、この絵本!

    まったく覚えていないかと思っていたのですが、「けんじゅのほっぺたあかいねー」。と言ったり、「おっかさんどこいった?」と聞いてきたり、案外ちゃんと聞いていてびっくりしました。
    「おっかさんどこいった」はページをめくるたびに聞かれたので「ごはん作りに行ったよ〜」と繰り返しているうちに「まだごはんつくってるんだねー」と。答えるようになりました。

    ちょっとびっくりしたのがお兄さんが杉を植えているシーン。
    「やさいうえてるねー」と。
    確かにそう見えるかも‥?

    2歳なりにむずかしい絵本を読もうとがんばっていて、読み聞かせてよかったなーと思いました。

    投稿日:2015/10/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • ステキなお話♪

    とても心に響く、ステキなお話です。たった1度だけ、他人に逆らい、自分の信念を曲げずに貫く…子どもたちに読んで伝えたいメッセージがこめられています。伊藤秀男さんの温かく力強く優しい絵本がお話の世界に引き込んでくれて、息子もよく見ていました。おすすめの1冊です♪

    投稿日:2015/10/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 生き様

    虔十は決して馬鹿ではありません。
    子どものような純粋な心があるからこそ、子どもたちの喜ぶものを生み出せたのです。

    虔十がつくったのは心が生き、帰る場所。

    そんな場所を他のどの大人が生み出せたでしょうか…。

    宮沢賢治という人は、自然や動物を心から尊重し、愛していたのですね。
    特にこの作品では、そう感じます。

    自らを、ケンジュウと表記することもあった宮沢賢治。
    虔十という人物は、“自分の理想の人間像”なのだそう。

    虔十の家族ももちろん虔十を愛していたのだろうけど、虔十を一番愛していたのは宮沢賢治だったのではないかと思いました。

    投稿日:2015/10/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 誰が賢くて、誰が賢くないか。

    虔十という人は少し足りないとみんなは思っていました。いつでもはあはあ笑っている人でした。
    そんな虔十が、ある日、杉の苗を七百本買ってほしいと言ったのです。おかあさんもおにいさんも反対をしたのですが、おとうさんは、そんな虔十の願いを聞いてくれました。
    そして、虔十は黙々と杉を育てるのです。反対をする人、邪魔をする人、ばかにする人…
    でもその結果、大きな成果があったのです。
    はじめて頼みごとをした、はじめて人に対して逆らった…
    虔十の生き方、そして、虔十が残してくれたものを考えさせてくれる、素敵なお話だと思いました。
    人物が、生き生きと力強く描かれていて、強い意志を感じさせてくれるのも、大きな魅力です。

    投稿日:2015/10/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • ああ、全く

    宮沢賢治の作品の中で、このおはなしは知りませんでした。今回のレビュー企画によってこの作品を知ることができて、とてもよかったです。
    馬鹿にされても、自分の思いを貫いた少年のおはなしです。家族愛や強く思う信念の大切さが語られます。
    「ああ、全くたれがかしこくたれが賢くないかはわかりません」という博士の言葉が胸を打ちました。

    投稿日:2015/10/14

    参考になりました
    感謝
    0
  • 諦めないこと

    • ポン太さん
    • 30代
    • ママ
    • 広島県
    • 男の子3歳、女の子1歳

    図書館で借りて読んでみました。

    杉の苗を植える事を村人から馬鹿にされても、木を切る様に迫られても決して諦めなかった虔十。彼の死後、その杉林は虔十公園林と名付けられ、子供達の遊び場として残ります。

    虔十の突然の死には驚かされました。文章が長く、頭が足りないという表現などから、まだ我が子に読ませるのは早いかなと思いますが、もう少し大きくなったら読んであげたいです。

    投稿日:2015/10/13

    参考になりました
    感謝
    0
  • せつなくも、美しい物語です。

    明るく元気の良さそうな子ども達が林で遊ぶ様子が描かれた表紙が、
    パッと目をひきますね。

    ピュアで心の優しい虔十さん。
    その良さは家族以外にはなかなか理解してもらえませんでしたが、
    最後は自分が作った林に「虔十公園林」という名前を付けてもらえます。

    「たれがかしこくたれが賢くないかはわかりません」という博士の言葉は、
    大きく頷けました。虔十の生き方は立派でした!

    満月が「虔十公園林」を照らす場面は圧巻の美しさです。
    伊藤秀男さんの力強い絵は、多くの読者の記憶に「虔十公園林」が残り、
    いつまでも成長しつづけることでしょう!

    投稿日:2015/10/12

    参考になりました
    感謝
    1

25件見つかりました

最初のページ 前の10件 1 2 3 次の10件 最後のページ

※参考になりましたボタンのご利用にはメンバー登録が必要です。

この作品にレビューを投稿された方は、こんな作品にも投稿しています

どうぞのいす / こんとあき / はらぺこあおむし / しろくまちゃんのほっとけーき / ぐりとぐら / おつきさまこんばんは / きんぎょがにげた / いないいないばあ / もこ もこもこ / がたん ごとん がたん ごとん

絵本の人気検索キーワード

ぐりとぐら /  はらぺこあおむし /  バムとケロ /  こびとづかん /  はじめてのおつかい /  そらまめくん /  谷川俊太郎 /  ちいさなちいさな王様 /  いないいないばあ /  いやいやえん /  スイミー /  飛び出す絵本

出版社おすすめ



人気作品・注目の新刊をご紹介!絵本ナビプラチナブック

みんなの声(25人)

絵本の評価(4.62)

何歳のお子さんに読んだ?


全ページためしよみ
年齢別絵本セット