「フワフワさんは けいとやさん」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

前作の『きょうはマラカスのひ』が大好きで、ぜひ続編が読みたい！と思っていました。すると、フワフワさんが主役のおはなしがでたということで、やった！と親子で喜びました。
フワフワさんはけいとやさん。毛糸を売るだけでなく、編んだ商品を提供したり、編み物教室をしたりと大忙しです。そんなフワフワさんがある日、仕事で大失敗をしてしまって・・・
必死にやりなおしをするフワフワさん。仲間たちがあたたかく見守る様子も感動的でした。
ゆるキャラたちの頑張りに、おかしいんだけど、ほろっとしてしまいました。

お客様の帽子（覆面）を編み直すフワフワさんの様子を見ると、
フワフワさんは、編み物に対する情熱が強く、
仕事熱心で、マジメな人なんだなと思います。
そして、仕事の失敗を取り戻そうと焦るフワフワさんを見守る二人のお友達が素敵です。

お昼にみんなで食べようとパンを焼いてきたのに、
おなかがすいてきたのに、
一生けん命編んでいるフワフワさんに
「パンを食べよう」と言いだせない二人。
フワフワさんを見守りつつ、二人でそっといただきます。
ここの描写が好きです。
登場人物の心の機微を丁寧に丁寧に描いている。
作者の方もとても繊細で優しい方なんだろうなと想像します。

ネーミングやファッションなどのキャラクター設定や世界観は、
かなり個性的で、随所で笑えます。
銅版画のさし絵も素敵です。
大人の女子向けの絵本かなと思いつつ、
5歳の息子も楽しんで、繰り返し読みました。
5歳男児にもツボのようです。

寒いので、タイトルにひかれて読んでみました。フワフワさんのちょっとゆるくて、やさしい日常に、ほのぼのしました。フワフワさんのあんでくれたもの、ちょっとシュールな感じもありおもしろいのですが、とってもあったまりそう！　フワフワさんの編み物への真摯な態度も素敵です。

きょうはマラカスの日の続編です。
なのでもちろん、クネクネさんも出てきます。
仕事に真面目に取り組むフワフワさんの一日が描かれているのですが、ぼうしの失敗など、どこかシュールで笑える不思議な魅力がある絵本ですね。

独特な感じのイラストに不思議な世界観を感じる絵本にも思いました。
このイラスト、読み手のお子さんによっては好みが分かれるかも！？
でも、意外にもはまってしまうかも！？
とも思いました。
冬にもぴったりな絵本ですね。

フワフワさんが、おくさんのかぶる目と口だけしか出ない

あたたかい帽子を編んだんですが、

「あら　たいへん！」　目と口の穴の位置がずれています。

フワフワさんは、大失敗をしてしまい、とてもショックで

しょんぼりしています。

おくさんの帽子を夢中で直し、フワフワさんのことが心配で

たまりません。クネクネさんと、ブテックシマさんは、お手伝い

をしたいのだけれど、どうしてよいかわからなくて

傍に行って毛糸をもってあげました。

気配りのある思いやりのあるお友達が、傍にいてくれるだけ

でとても癒されました。約束の時間までに帽子も直って、

クネクネさんの焼いてくれたパンをあたたかいミルクティーを

入れて、「おいしい・・・・・・」と、感激するフワフワさんでした。

ずーっと娘と読んでみたかったフワフワさんの絵本。
図書館で見つけて、ヤッタ！と早速借りてきました。

けいとが大好きで、自分の仕事が大好きなフワフワさん。
朝は美味しい紅茶を飲んで、大好きな仕事に出かける
素朴なフワフワさんの幸せな日常に、
読み手の私たちも幸せな気持ちになります。

本編は途中でアクシデントがあり全て順調ではなかったものの、
フワフワさんの頑張り、
横にずっといてくれたふたりの友人、
最後のパンのおいしさ。

最後のフワフワさんの涙に、
ほっこりと暖かいものを感じました。

「けいとって見たことないから、買って来てようー。」と、娘。
寒い冬、娘とおうちでけいとで何かを作ってみるのもいいな。
なんだか急に手芸がしてみたくなった一冊です。

TPOに応じて自分のふわふわを使い分けるフワフワさん、お洒落。ええ話や…。いわゆる大人女子と言われる感じの方々にも気に入って頂けるお話なのではないでしょうか。私は好きですね。絵の雰囲気といい、お話の雰囲気といい。おすすめ！